ジャカルタ滞在中の休日は、電車に乗ってイオンモールに行くことにしました。インドネシア4店舗目になりますイオンモール・タンジュンバラッド店の様子をお伝えします。
イオンモールがインドネシアに進出したのは2015年になります。1号店であるタンゲランのBSD地区はイオンモールが出来た時には、こんな場所で巨大なショッピングセンターを開いて本当にお客さんが来るのか思っていましたが、みるみるうちにBSD地区周辺に一軒家やアパートメントが立ち並び発展してきました。2015年のオープン当時からは見違えるような街が形成されてきて、イオンの出店戦略が成功しました。インドネシアでは外資規制が厳しく、外資によるモール出店が難しい中、2017年にガーデンシティ店、2021年にセントゥールシティ店をオープンさせて、2021年11月プレオープン、2022年5月にグランドオープンした、タンジュンバラット店が4号店となります。
タンジュンバラット店は、都市型モールとして謳っておりKAIコミューターの電車の駅に近い場所にお店ができました。核店舗としてH&M、ユニクロ(アパレル)、JDID (家電)、Funworld(アミューズメント)、Kidzooona(アミューズメント)、が入りましまた。まもなく映画館のXXⅠシネマがオープンするそうです。
タンジュンバラット駅から跨線橋で道を渡るだけでモールに到着できるので、タクシーなどを使用せずに到着できるのが売りです。
ジャカルタには100を超えるモールがありますが、駅に直結したモールはあまりみかけませんので、モールに行く場合はどうしても車社会のジャカルタを象徴する感じで車かタクシーで乗り付けるイメージがありますが、気軽に電車でアクセスできるのは出張者にとってはありがたいことです。
イオンモール タンジュンバラット店は、イオンの資料によると延床面積が97,000m²とこじんまりしています。イオンBSD店が177,000m²ですので、半分ほどの広さです。巨大モールは、店がどこにあるのかと探しながら歩いているうちに段々疲れてしまうパターンが多いのですが、タンジュンバラッド店位が大きすぎず小さすぎずの適度な大きさのモールだと思います。
イオンモールの売りは、圧倒的なスケールで展開される惣菜寿司コーナーとなります。
ここはジャカルタではなく日本かと思うような寿司、天ぷら、揚げ物などが大量陳列されていて目移りします。
ここで買った寿司や惣菜品をイートインできるところが魅力です。休日だったせいか、多くのお客さんでイートインスペースが埋まっていたため、買うのを断念しましたが、すべてが美味しそうです。
惣菜コーナー全体がフードコートになっているのは、イオンモール位なのではないでしょうか。インドネシアにもスーパーマーケットが多数ありますが、惣菜に力を入れているスーパーがほとんどなく生鮮品やグロサリー中心の構成となっています。
モールの中のスーパーが一応ありますが、お客がまばらで、その代わりフードコートやレストランが流行っているような感じです。他のスーパーマーケットもイオンのマネをすればと思いますが、ノウハウなのかが圧倒的に違うのでしょう。
惣菜だけでなく、スイーツも一緒に買えてしまうとこがニクイところで、ついつい追加してしまいそうになります。惣菜品は生鮮グロサリーと別会計にしているのも特徴で支払いもスムーズに行われていました。
生鮮品はどうしても魚中心で見てしまうのですが、さすが衛生管理が行き届いていてどれも鮮度が良さそうです。イオン以外のスーパーの鮮魚は氷なども溶けていて赤くなってしまった魚などで見ていられないので、魚は市場で買うか、どうしても冷凍品を選びたくなってしまいますが、イオンでは生鮮も買いたいと思えるような魚が並んでいます。
精肉・青果も他のスーパーとは違い安心して買い物ができるような品質に感じます。日本のスーパーと変わりないものがジャカルタで展開されるのはすごいことです。
お店もぐるっと一回りしたので、フードコートで食事したいと思います。フードコートのお店を見ると、どこにでもあるチェーン店は一通り揃っています。いつでも食べられるメジャーどころは、止めとくことにします。
よく見るとインドネシア料理の屋台がとてもきれいに揃ったフードコートを発見しました。メニューは屋台や町中のレストランで見かけるものですが、全てが洗練された統一の店舗になっています。しかも現金ではなく、全て電子マネーなどでの会計となっています。
最初は戸惑いますが、お店で現金を扱わないのはイオンモールとしても管理しやすいため導入したのではないでしょうか。イオンにせっかく来たのに日本食を食べないで、インドネシア料理がおいしそうで注文してしまいました。
日本食に期待している訳ではないのですが、クオリティに関しては、当地インドネシア料理に勝るものはありません。
各テナントなどを見てもイオンモールだからと言っても、他のモールと比べてそんなに大差はある訳ではありませんが、イオンしかないものもたくさんあるので、日本人としは馴染みやすく、住んでいる近くにイオンがあったら、いつも来てしまう魅力があります。やっぱりイオンモールはジャカルタに来たら是非訪れたい場所です。
最後に新鮮なフルーツを閉じ込めたメキシコ発のアイスキャンディ「パレタ(Paletas)」がバリ島で作られているらしく、イオンのスーパーで売っていました。
1本4万ルピアもする高級アイスとなりますが、インドネシアではなかなか味わえないさっぱり系のフルーツ味のアイスキャンディを食べながら電車で帰りたいと思います。