ジャカルタの大気汚染がひどくなっているそうです。ジャカルタの空を見上げてもいつもどんよりとしていて、黄色がかかっています。せっかくコロナ感染が収まってきて、外ではマスクを外して生活もできるようになっていますが、大気汚染の理由で外出ができなくなってしまうかもしれません。
世界各地の大気汚染の状況を公開している、スイスの空気清浄機メーカー、「IQエアー」によると、インドネシアの首都ジャカルタの空気質指数(AQI)は、24日午前6時時点で186となり「不健康」な状態となっています。指数が151~200が不健康というレベルになります。
微小粒子状物質である「PM2.5」の濃度は1㎥当たり123マイクログラムで、世界保健機関(WHO)が指針として示す下回るべき濃度の24.6倍と最悪です。
しかも同じ時間のジャカルタのTJ_DepoPesing地域は指数が248と「非常に不健康」にまで悪化して世界最悪の指数となっています。
下記のサイトで、リアルタイムで指数を確認することができます。
https://www.iqair.com/indonesia/jakarta
米シカゴ大学のエネルギー政策研究所が発表した「エア・クオリティ・ライフ・インデックス(AQLI)」の中で、ジャカルタ市民が東南アジアの中で最も危険に晒されており、平均寿命を3,4年失う可能性があると指摘もあります。
Most of the World Breathes Unsafe Air, Taking More Than 2 Years Off Global Life Expectancy
とのこと。
コロナが落ち着いて、外出時にマスクの着用がなく外の空気を吸いたいところですが、ジャカルタの大気汚染の数値を考えると、マスクの着用が別な意味で必須となってきてしまうかもしれません。