インドネシア国内線の運賃をよくみていますが、マカッサル=ジャカルタ間の航空運賃が以前よりもじわりと上昇している感じがします。航空需要も以前よりも増加しているので仕方のないことかもしれませんがLCCとフルサービスとの値差がなくなってきている感じがします。個人的に乗るならの航空会社ランキングも紹介します。
7月のマカッサル・ジャカルタ間のフライトは、1日に32便から34便も運航されているドル箱路線です。コロナ以降は利用客も多くいつもほぼ満席で運行されています。運航会社で言えば、3グループ6社となります。
国営ガルーダグループは、ガルーダ・インドネシア航空とシティリンク
ライオングループは、ライオンエア・バティックエア・スーパーエアジェット
スリウェジャヤエアグループは、スリウィジャヤエア
となります。
各社の運航本数は、曜日によって運航数を変えているのが、ガルーダ・インドネシア航空ですが、その他の航空会社はほぼ固定されています。
航空会社毎の便数 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
ガルーダ・インドネシア航空 | 4 | 4 | 5 | 5 | 4 | 3 | 3 |
シティリンク | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
ライオンエア | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 |
バティックエア | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 |
スーパーエアジェット | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
スリウィジャヤエア | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 |
合計便数 | 33 | 33 | 34 | 34 | 33 | 32 | 32 |
ジャカルタ・スカルノハッタ空港、マカッサル・ハサヌディン空港どちらも24時間対応の空港となっていますので、早朝便から夜遅くまで1日中便数が飛んでいますので、特に航空会社のこだわりがなければ、いつでも好きな時間に移動が可能となっています。
最近ライオンエアが値段をかなり上げていて、以前であれば90万ルピア台の航空運賃もありましたが、7月は150万ルピア台から始まって190万ルピア台まで上昇している便もあります。
ライオングループで、フルサービスであるバティックエアも150万~200万ルピア台となっていて、同じような値段帯であれば機内食サービスや個人用画面(ない機種もあります)、ライオンよりもちょっとだけ座席間隔が広いバティックエアを選択したいところです。今年から就航始めた、スーパーエアジェットもLCCの一員で、ライオンエアとの区別がつきにくいですが、値段も150万から190万ルピアと以前よりも30~50万ルピアほど上昇している感じです。
国営ガルーダ・インドネシア航空の子会社でLCCのシティリンクも値段が上昇ぎみで、150万~170万ルピアとなってきていて、以前のような130万ルピア台では乗れなくなってきています。
ちょっと不明なのが、スリウィジャヤエアで210万ルピアと異常な値段の高さとなっています。LCCかフルサービスかわかならい微妙な立ち位置で、機材も結構古くシートもボロボロですが、この値段で乗る人がいるのかさっぱりわからない強気の高額な値段となっています。
一方で、ガルーダ・インドネシア航空は、燃料が上がる前からほとんど変わっておらず、プロモーション価格で、170万ルピアから190万ルピアとなっています。一番上昇しても230万ルピアまでにしかならないので、機内食サービスがあり、個人用画面もあり、座席が広めであるサービス面と、ガルーダマイルが貯まれば、プライオリティサービスも充実しているガルーダ・インドネシア航空が一番良い選択となりそうです。
サービスと値段を比べると個人的な順位ですが、下記のようになります。
プロモ価格であれば、すぐに抑える。定価だとちょっとためらうかも。遅延率は低い。
ガルーダ便の時間に合わない場合の押さえの位置。安定感はあるが、遅延もある。
エアバスA320で機材は新しめ。シートもまずまずで、有料だが機内サービスあり。
新興会社で、エアバスA320でシートが薄めなので、ちょっと乗り心地に難あり。
インドネシア最大のエアラインだが、遅延が定番。なんとなくライオンは避けたい感じ。
以前はサービスが良かったが、値段が高くなりすぎ、基本はライオンと同レベル。
コロナ前は、ライオンエア・スリウィジャヤエアが一番安く、ガルーダが一番高くて100万ルピア以上違うことも良くあり、安さでライオンやスリウィジャヤを選択する場面もありましたが、今の価格であれば、飛行時間と搭乗時間を含めると3時間ほどかかるマカッサル・ジャカルタ間でありますが、LCCだと非常口席以外がとても窮屈になり、しかも満席でのLCC搭乗は、苦行と言っても良い感じです。値段がそんなに変わらないのであれば、バティックエアかガルーダ・インドネシア航空に乗っていれば間違いないところと思います。搭乗途中で機内食サービスがあると、長い搭乗時間の良いアクセントとなります。
今後値段がさらに上昇してしまうと、今まで安く国内移動ができていましたが、回数を減らさないといけないかもしれません。