始発のマンガライ駅からスカルノハッタ空港駅まで電車で移動することにしました。時間に余裕がないと乗れないと言われる不人気列車の様子をお伝えします。
カサブランカでの宿泊でしたので、空港行きの電車が発車するマンガライ駅が近い事もあり電車を利用してスカルノハッタ空港まで行くことにしました。タクシーでマンガライ駅に到着すると、一部が橋上となっていて近代的な駅に生まれ変わっていました。
3階ホームから出発する電車もあり、より複雑になってわかりにくい駅となっています。
空港行き電車がどこから出発するのかわからないので、駅員に聞きながらチケット売り場に到着となりました。うろちょろしていたのもありちょっと前に空港行きの電車が出発してしまったようです。
券売機で列車を指定してチケットを購入します。
次の電車がエグゼクティブ列車ということで70,000ルピアを支払いました。現金での支払いができないので、銀行カードかクレジットカード、または電子マネーでの支払いになります。
電車の出発まで時間があるので、近くにカフェで時間をつぶそうとしましたが、駅の中がクーラーが効いていて涼しかったので駅で過ごすことにしました。
出発10分前になると、改札が始まります。チケットのバーコードをかざしてホームに行きます。
空港列車は特急扱いなので、チケットがない人が入れないように通常電車とホームが別となっています。
マンガライで空港列車に乗車する人は、10名程度しかおらず相変わらず人気がない列車です。
電車はガラガラなので、どこでも座り放題です。チケットの座席番号が入っていないため自由席扱いとなっています。座席は感染対策のため、アクリルカバーがついています。もっとも1車両に2-3名しか乗客がいない状態なので必要性を感じません。
USBポートも完備しているので、携帯電話を充電しながら移動することが可能となっています。
マンガライを出発すると次はBNIシティ駅に止まります。こちらはMRTからの乗り換え駅となっているので何度か利用したことがあります。BNIシティを出発すると、次はドゥリ(Duri)駅となります。
この駅では進行方向が逆になりますので少々停車します。マンガライからドゥリ駅までは、ゆっくりと移動します。おそらく前に通勤電車がいて退避路線が作られていないため速度を出すことができないようです。ドゥリ駅を出発すると少し速度を上げていきますが、特急電車とは思えないような速度でバトゥ・チェペル(Batu Ceper)駅に到着します。この駅から終点スカルノハッタ空港駅までは専用線を走ります。マンガライから約1時間かけてスカルノハッタ空港駅に到着しました。
時刻表上の所要時間は54分ですがゆっくりと車窓を楽しみながら空港まで移動できました。
スカルノハッタ空港駅から、ターミナルまではエアトレインを使って移動できるのですがあいにく運航停止しており、ターミナルバスでの移動となります。最終的には、30名近くが電車で空港駅を利用していましたが、大きな荷物を持った状態でターミナル間の移動は小さなバスということで結構無理がある感じです。同時にバスが2台来ました。
無料のバスと1回乗車が5,000ルピアかかるブルーバードが運営するバスがあり、ほとんどの人が無料バスに殺到したため、有料バスに乗っていくことにしました。
今回はターミナル2までの移動でしたが、ターミナル3を経由してからの移動になったため結局20分かかってようやく出発ロビーに到着となりました。
空港列車にターミナル移動のバスとなれば、間違いなくタクシーでの移動の方が時間的にも荷物の移動を考えても楽です。これでは空港列車が、人気がないのも理解できます。空港列車がきれいで快適な分もったいない感じではあります。日本のようにターミナル地下などに駅があれば、もっと利用客が増えると思いますが、今の状態では中途半場感があります。
空港列車での移動はあまりお勧めできる方法ではないですが、時間に余裕がある時に試してみても良いかもしれません。