アパート近所にあるマカッサル市民の憩いの場所である、パナクカンモールの駐車場に突如と現れた移動遊園地ができました。期間限定で、およそ1ヶ月間でまたどこかに行ってしまう移動遊園地は、昭和の時代に戻ったレトロ感満載ではありますが、電飾などが現代風にアレンジしていてシュールな気持ちになりました。
移動遊園地とは、複数のアトラクションや、食べ物の販売、物品の販売などから構成されていて、通常の遊園地のように永続的に特定の場所に設置されるのではなく、ひとつの場所から別の場所へと移動していきます。サーカスの移動と似ており、どちらも町中の空地に設置され、一定の期間が過ぎると別の場所へと移っていきます。固定してあると時間が経つに連れ真新しさがなくなり客が減ってしまいますが、移動遊園地は飽きられる前に撤退して、新しい場所へと移動するため、期間限定ということもあり一定の集客が見込まれ、客寄せ効果は抜群です。インドネシアの幼い子供たち向けのアトラクションですが、お店にとっては子供より大人目当てでお金を使ってもらっての商売となります。インドネシアの地方都市は娯楽が少ないので、こういった子供目当ての移動遊園地などでも、ものすごい集客力があります。
食料の調達にモールに買い物に行った際に移動遊園地を初めて見たのですが、観覧車などが電飾で飾られていて見た目がとても派手です。中を見学しようとしても、開園したばかりの週末だったせいか、ものすごい人だかりで入場出来ない状態で、入口まで人で溢れかえっていました。そんなに大きくない移動遊園地の中に1,000人以上はいたのではないかという位、身動きできない状態でアトラクションに乗るどころではない状態でした。こちらは、興味本位で見てみたいだけであり、アパートから徒歩2分の至近距離であるため、平日に中に入ってみたいと思います。
移動遊園地内には、
やたら早く回転する観覧車やメリーゴーランド、
左右に動くバイキング、回転ブランコ、子供向けコースターなどのアトラクションや、
発泡スチロール板に書く塗り絵コーナー、
魚がいない魚釣りゲームなどがあります。
1回15,000ルピアという値段が安いのか高いのかわかりませんが、子供だけでなく、意外と大人も参加しているのが印象的です。
どこか昭和の香りがする、古典的なアトラクションですが、電飾を光らせてSNS映えする感じに仕上げているのが現代風かと思います。携帯片手にワイワイ楽しんでいるのは、実は子供よりも若者や大人達に受けているのかもしれません。