エコノミーなのにビジネスクラス級!? ANA815便で味わう成田→クアラルンプール線

Airplane Indonesia

50回目のインドネシア渡航に向けた旅も、いよいよクアラルンプールへ飛ぶ段階へと入りました。今回選んだのはANA815便。夕方の成田空港を出発し、日付が変わる少し前にクアラルンプールへ到着するという、ちょっとユニークなフライトです。国内線のように昼間でもなく、深夜発の夜行便でもないため、乗り継ぎ客や観光客が混在し、機内の雰囲気は多国籍。実際に乗ってみると、その特徴が存分に感じられました。

17時30分発、定刻通りの出発

夕方の成田空港は、出発ラッシュのピーク時。17時前後は国際線が集中する時間帯でもあり、離陸待ちの機体が滑走路沿いに並ぶ光景がよく見られます。今回のANA815便も、滑走路が混み合った影響で実際に離陸したのは18時頃でした。とはいえ、17時30分の定刻から大きく遅れることはなく、夕暮れの空に向かって滑走路を駆け上がっていきます。まもなく機体は高度を上げ、雲海を突き抜けて夜の空へと向かいました。

エコノミークラスは外国人が多数

エコノミークラスの方もほぼ満席。周りを見渡すと、日本人の姿は意外なほど少なく、欧米やアジア圏からの乗り継ぎ客が多い印象です。これは夕方発のフライトということもあり、北米などからの乗り継ぎでクアラルンプールを目指す利用者が少なくないためでしょう。

隣と後ろが空席、エコノミーでも快適!

旅のワクワク感をさらに盛り上げてくれたのは、B787-8(機材番号:JA808A)。ビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス構成で、ビジネスはクレードルタイプの座席が採用されています。私自身はエコノミークラスを利用しましたが、幸運にも非常口座席(23A)で「隣と後ろが空席」というラッキーな状況に恵まれ、まるでビジネスクラスさながらの快適さを味わうことができました。搭乗率が高い中で、こうした空席に恵まれるのは本当にラッキーです。非常口席でもあったので、足元がさらに広く、シートを倒しても遠慮がいらない状況。ビジネスに負けないほどのゆったり感で、まさに「エコノミークラスのクレードル」を満喫できます。

ドリンクサービスでまずは乾杯

離陸後、ベルトサインが消えて安定飛行に入ると、最初のドリンクサービスがスタート。ワインやビール、ソフトドリンクなど豊富なラインナップの中から、今回は白ワインをチョイスしました。実は成田空港の制限エリア内ラウンジは混雑で利用を断念していたので、「機内での一杯」を楽しみにしていたのです。グラスに注がれたワインを一口含むと、じわっと広がる芳醇な味わいに思わず頬がゆるみます。

メインはシーフードドリアを選択

しばらくして配られたメニューを見ると、チキン南蛮かシーフードドリアの2択。どちらも魅力的ですが、今回はドリアに惹かれました。クリーミーなソースとエビが絶妙にマッチ。

カボチャのサラダやナムル、ミックスサラダ、パンがセットになっており、機内食としては十分満足できる内容です。ワインをおかわりしつつ、食事を堪能しました。

食後はお待ちかねのデザート、ハーゲンダッツのアイスクリーム。バニラフレーバーが提供されることが多く、冷たい甘さが口直しにぴったり。長時間フライトは退屈しがちですが、食事やデザートがあると良い気分転換になります。

映画2本でリフレッシュ

満腹になったあとは、シートバックモニターでのエンターテインメントを楽しむことに。ANAの機内プログラムは日本映画や海外ドラマ、音楽、バラエティなど幅広いラインナップが魅力です。最近はインドネシアで生活するようになってから逆に日本の作品が恋しくなり、感動系の映画を見る機会が増えています。

今回は事前に気になっていた日本映画2本を立て続けに視聴。シートを少し倒してイヤホンをセットし、地上生活の忙しさを忘れて映画の世界に没入。機内という特別な空間だからこそ、こうした贅沢を味わえるのだと改めて感じました。

3本目はさすがにお酒が効いて寝落ち

映画の数が多いので、3本目も見ようかと迷いましたが、ワインをおかわりしたこともあり、ほどよい眠気が。座席をフルリクライニングに倒し、ブランケットをかけて少し仮眠を取ることにしました。非常口席と空席のコンボで、肘掛けを上げて横になる余裕さえ確保。ビジネスクラスに近い開放感で、ぐっすり眠りに落ちます。

クアラルンプール到着、夜の街にきらめく灯り

到着前の降下で窓の外の景色に感動

フライト時間は約7時間半。心地よい眠りから覚めると、機内アナウンスで「まもなく着陸態勢に入ります」との案内。飛行機がゆっくりと降下を始めると、眼下にはクアラルンプール近郊の街明かりが広がり、宝石を散りばめたような夜景が見えます。日本とはまた違った夜の風景に胸が高鳴り、「ああ、着いたんだ」という実感が湧き上がってきました。23時55分の定刻着陸とほぼ同時刻に、タイヤが滑走路を捉えます。

夜の到着でも疲労感が少ないフライト

ドアが開き、湿度の高いマレーシアの夜の空気がふわりと入り込んできます。夜遅い到着は疲れを感じやすい時間帯ですが、今回のように隣が空席という快適さがあったおかげで、体力はまだまだ温存できていました。クアラルンプール国際空港(KLIA)は入国審査もスムーズなのがありがたいポイントです。

ANA815便は夕方発でも快適

クアラルンプール行きANA815便は、夕方17時30分に成田を出発し、現地時間の23時55分頃に到着する絶妙なスケジュール。夜行便でもなく昼間の便でもないため、多くの乗り継ぎ客で混雑していましたが、B787-8の快適性やANAの丁寧なサービスもあり、7時間半のフライトはあっという間でした。

 

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