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特急列車アルゴ・パラヒャンガン号の豪華車両ラグジュアリー体験記②

バンドン駅からの出発を皮切りに、アルゴ・パラヒャンガン号がどのような旅を提供するのか、その魅力を余すところなくご紹介します。高級感あふれる座席、最先端の設備、美しい車窓からの眺めなど、すべての要素が揃ったこの列車の旅は、一度体験すると忘れられないものとなりました。

バンドンからの峠越えの車窓

アルゴ・パラヒャンガン号は、チマヒ、ブカシ、ジャティネガラ、終点のガンビル駅に止まります。列車がバンドン駅を出発すると、すぐに美しい風景が広がります。バンドンからジャカルタへのルートは、山々や谷、川沿いの風景が楽しめることで知られています。特に峠を越える際の車窓からの眺めは圧巻です。山々の緑が目に飛び込み、棚田が見えます。

列車が走るにつれて、田園風景や小さな村々が次々と現れ、旅の情緒を一層引き立てます。窓の外を流れる景色を見ながら、リラックスして座席に身を委ねると、日常の喧騒から解放される感覚を味わうことができます。

最近開通した高速鉄道と比較すると、在来線はカーブが多くアルゴ・パラヒャンガン号は確かにスピードでは劣ります。しかし、その分、車窓からゆっくりと景色を楽しむことができるのが魅力です。

高速鉄道がひたすらスピードを追求するのに対し、在来線の旅は風景や停車駅の雰囲気を楽しむことができる贅沢な時間です。峠を越える際には、列車の速度が少し落ちるので、その分、周囲の自然の美しさをじっくりと堪能できます。高速鉄道が30分で結ぶ時代に、果たして在来線に乗る人はいるのかと興味がありましたが、この風景は乗車するにふさわしい景色が広がっていました。

車内での食事

ラグジュアリークラスでは、食事も楽しみの一つです。出発して間もなく、アテンダントが食事を持ってきてくれました。

牛肉を複数のスパイスやココナッツミルクで長時間煮込んだ濃厚な味わいの料理ルンダンを選びました。コーヒーや紅茶で楽しむことができます。

食事を楽しみながら、美しい車窓の風景に目を奪われます。特に、列車が峠を越える際の壮大な眺めは格別で、食事と風景の両方を堪能できる贅沢な時間が過ごせます。

ジャティネガラまでの旅の様子

ジャティネガラ駅に向かう旅の終盤、列車は徐々に都市の景色に変わっていきます。田園風景や山々を過ぎると、次第にジャカルタの都市圏が近づいてきます。高層ビルや住宅地が車窓に広がり、活気ある都市の息吹を感じます。ラグジュアリークラスの快適な座席でリラックスしながら、旅の終わりを迎える準備をします。

列車がジャティネガラ駅に到着する直前、アテンダントが最後のおしぼりのサービスがあり、荷物の確認を行い、降車の準備を手伝ってくれます。

ジャティネガラ駅に到着すると、スムーズに降車でき、快適な旅の終わりを迎えます。駅のプラットフォームに降り立ち、列車の旅の素晴らしい思い出を胸に刻みました。あっという間の3時間の乗車でした。

まとめ

ラグジュアリークラスでのアルゴ・パラヒャンガン号の旅は、快適さと豪華さが両立した素晴らしい体験でした。美しい車窓からの眺め、丁寧なサービス、美味しい食事など、すべてが揃ったこの旅は、一生の思い出になりました。高速鉄道だと味わえないジャワの風景を存分に味わえる在来線の旅も格別でした。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。