バリ島の世界遺産を巡る旅の一日を終えて、今回一番の贅沢とも言えるアリヤ・アルカナンタ・リゾート(Arya Arkananta Resort)へと足を運びました。でホテル前まで到着しましたが、車でたどり着けない隠れ家的なリゾートで過ごすことにしました。
キンタマーニ高原からウブドへと車を走らせ、神秘的なウルンダヌ・バトゥール寺院、霊峰アグン山のバリヒンドゥの総本寺ブサキ寺院、そしてウブド北の聖なる泉のティルタエンプル寺院など、見どころ満載の一日を過ごしました。特にブサキ寺院は巨大でかなり階段や坂を上がり下りしたので、足がパンパンに痛くなっていました。おそらく旅行ツアーで申し込んでも、このメイン三寺を1日でまわるツアーは行わないと思うくらいちょっとハードでしたが、充実感のある寺院巡りでした。ティルタエンプル寺院を出発してホテルまで移動していきます。
すっかり日も落ちて真っ暗になったウブドの細い路地を進むと、アリヤ・アルカナンタ・リゾートに到着しました。驚くべきことに、我々が車でホテル前まで到着したとき、ホテルらしき建物が全く見当たりませんでした。グーグル・マップ上の位置には間違いなくいたはずなのですが、周辺は真っ暗闇で、なんとなく不安を感じ始めました。しかし、一筋の明かりが見えました。
あるあずま屋のような場所に照明があり、そこには小さな張り紙が…。自動車で入れるのはこの駐車場までで、ここからカートに乗ってホテルまで移動しないといけないようです。駐車場にあった張り紙にあったフロントに電話すると、迎えにくるのであずま屋で待つように指示されました。周辺には田園が広がっているような、のどかな場所にあるようです。
フロントに連絡を入れると、すぐにカートが送られてきました。荷物は3輪バイクにのせてもらい、我々はカートに乗り込んで移動しました。道がちょうどカート1台分の細い道を進んでいきます。バイクは入れますが、自動車は入れない地区にホテルがあるようです。細い田んぼ道をカートが進んでいき、あたりは真っ暗です。それでも遠くに見える灯りが、我々の目指すリゾートへの道しるべでした。初めての経験に、心はワクワクと期待でいっぱいでした。
駐車場から1Kmほど田んぼ道を進むと到着です。
リゾート感あふれている外観となっていて、早速チェックインしていきます。
待っていたのは、約60㎡もある豪華なプレミア・スイートの部屋でした。
部屋はツインベッドがあり水回りはバスタブとシャワーが別になっていいて快適に過ごせそうです。
さらに奥には広いバルコニーが。
バルコニーからはホテル全体を見渡せ、この美しい景色を朝に再び見るのが楽しみで仕方ありませんでした。
もうすっかり夜になり、レストランを探すにしても町中に車で移動するには先程のカートに乗っていくかバイクタクシーを呼ぶしかなく外出するのも難しそうだったので、ホテルのレストランで夕食をとることにしました。レストランは静寂に包まれ、まるで貸し切り状態。そんな中で過ごした夕食時間は、一日を通しての冒険を振り返りながら、家族との楽しい会話を深める素晴らしい時間でした。忙しくも充実した一日の締めくくりとして、贅沢な夕食はぴったりの選択でした。
こうして、アリヤ・アルカナンタ・リゾートでの夜が幕を閉じました。暗闇の中でのカート体験、豪華な部屋、そして贅沢な夕食。明日は何が待っているのか、今から楽しみです。