雨季のバリ島到着!ペニダ島の絶景と名物バビグリンで旅の幕開け
雨季のバリ島は、どこか神秘的な雰囲気をまとっています。マカッサルを飛び立ち、雨雲の合間を縫うように飛行機がバリへと向かう中、ペニダ島の絶景や独特の自然に触れる瞬間に感動を覚えました。そして、到着後はバリ島ならではの名物料理やドリンクを味わい、まるで旅が歓迎されているような気分になりました。
雨季の空から眺めるペニダ島の絶景
マカッサルを出発して約1時間が経つと、飛行機は徐々に高度を下げ始めました。雲を抜けた瞬間、眼下にはペニダ島の美しい風景が広がります。
ペニダ島の中でも特に有名なKelingkingビーチの断崖絶壁と白い砂浜は、空からでもその迫力が伝わり、一目でそれと分かるほどの存在感を放っていました。
曇り空ながらも、青い海の広がりや岩肌のコントラストが鮮やかで、雨季ならではの湿度感が景色に立体感を与えているように感じました。この日はデンパサール空港の混雑のため、飛行機はペニダ島上空を3回旋回しました。その間、地上ではなかなか見られない角度から島全体を眺めることができ、特別な空中散歩を楽しめました。
飛行機の下には、別の便が着陸に向かう様子も見え、航空機同士が絶妙なタイミングで空の交通を調整しているのを目の当たりにしました。このダイナミックな光景に、少し緊張しながらも興奮を覚えました。いつかペニダ島を訪れて、地上からもその絶景をじっくり味わいたいという新たな目標が生まれた瞬間です。
バリの香りと雰囲気
ペニダ島を後にして、飛行機は最終着陸態勢に入りました。機内の窓からは、ベノア湾やヌサドゥアのリゾートエリアが広がり、滑走路へと滑るように進んでいきます。
雨季特有のしっとりとした空気を感じながら、無事デンパサール空港に到着しました。
空港に降り立つと、まず迎えてくれるのはバリ特有の花の香りです。
プルメリアやジャスミンの香りが空港内に漂い、この香りがバリに到着したことを一瞬で実感させてくれます。この感覚は、何度訪れても特別で、心がふっと穏やかになる瞬間でもあります。
空港の外へ出てみると、国内線ターミナルから駐車場をつなぐ高架橋が新しく完成しており、その木目調のデザインがバリ島らしい雰囲気をさらに引き立てていました。また、ターミナル周辺も少しずつリニューアルが進んでいるようで、訪れるたびに新しい発見があります。
空腹を満たすバリ名物、バビグリンの魅力
到着後、次の目的地チャングーへ向かう途中で立ち寄ったのが、地元で有名なバビグリンの名店「Rumah Makan Babi Guling Karya Rebo」です。このお店はングラライ空港から車で約10分の場所にあり、そのアクセスの良さも魅力の一つ。観光客だけでなく地元住民にも愛されている人気店です。
注文したのは「ナシ・バビグリン・チャンプル」。豚の皮がカリッと香ばしく焼き上げられた部分、ジューシーで柔らかい肉、そしてバリ特有のスパイスが効いたサンバルが組み合わさり、まさに至福の味わいです。見た目以上にボリュームがあり、食べ進めるごとに新しい味の発見があります。バリのスパイスの奥深さを存分に堪能できる一品でした。
歴史が詰まった不思議な味わいBadakソーダ
食事とともに楽しんだのは、初めて飲むインドネシアの炭酸飲料「Badakソーダ」。サルサパリラ特有の薬草っぽい風味が口の中に広がり、どこか湿布を思わせる独特の香りと味わいです。一瞬驚きましたが、バビグリンとの相性が驚くほど良く、食事をさらに引き立ててくれました。
この飲み物は、北スマトラ州で生まれた伝統的な炭酸飲料で、地域の文化と深く結びついています。ペマタン・シアンタールで生まれたBadakは、かつての人気の炭酸飲料も、今では生産量減少してしまいなかなか飲むことができない希少なドリンクです。
ボトルに描かれたサイのマークも特徴的で、インドネシアの地元文化を味わえる一杯でした。満腹になり、食事の満足感に包まれながら外へ出ると、雨が止み始めていました。
バリの湿った空気の中に、少しずつ陽の光が差し込む様子に旅の続きを期待せずにはいられません。次なる目的地チャングーへ移動していきます。
Rumah Makan Babi Guling Karya Rebo はこちらです