Categories: IndonesiaTravel

思い立ったら即行動!マカッサルから週末弾丸バリ旅で癒やしを求めて

「週末にどこかでリフレッシュしたいな…」

そんな漠然とした思いが突然ふくらんで、気づけば前日にバリ島行きのチケットを予約していました。バリ島は、インドネシアの中でも特に観光地として有名で、美しいビーチや伝統文化、スパ施設などで知られています。短い滞在であっても、その魅力を存分に感じられることは間違いありません。

今回の旅は、“週末のちょっとした休息”がテーマ。おいしいごはんを食べたり、のんびりと海や街を散策したり、もしできればマッサージやスパにも立ち寄りたい。そんな小さな期待を胸に、あいにくの雨季をものともせず、早朝便でバリ島へ向かいます。これは、弾丸スケジュールでも叶えられる癒やしの旅の記録です。

早朝4時起き、雨の中の出発

朝4時に目覚ましが鳴り響き、やっと目をこすりながら起き上がりました。普段の生活リズムでは、早くても6時半起床がせいぜいなので、4時起きはかなりの早起きです。とはいえ、前日に勢いで予約したチケットを無駄にするわけにはいきません。パッキングは前夜にほとんど済ませていましたが、歯ブラシや充電器など当日の朝にまとめたいものがいくつかあり、寝ぼけ眼をこすりつつ忘れ物がないかチェックします。

バリ島旅行といえば海辺でのアクティビティやリゾートウェアを思い浮かべますが、今回は週末だけの短期滞在。なるべく荷物を軽くするため、服装は最小限に抑えることにしました。もし現地で必要なものがあれば、バリ島は観光地なので、たいていのものは手軽に買いそろえることができます。窓の外を覗いてみると、まだ真っ暗なうえにしとしとと雨が降っている様子。マカッサルは雨季なので、朝からの雨は想定内とはいえ、やはり「本当にこのまま飛行機は飛ぶのだろうか」と少し不安になります。しかし、インドネシア国内では雨季は当たり前。よほどの悪天候でなければ欠航になることは滅多にありません。気持ちを切り替えて、時間どおりに空港へ向かうことにしました。

4時50分にアパートを出て、タクシーやオンライン配車サービスを利用します。雨の中、まだ動き出したばかりの早朝の街をかきわけるように進みました。雨の日は道路状況が読みにくいものの、幸い朝早い時間帯で交通量が少なく、いつもよりスムーズに空港へ到着できました。

マカッサル・ハサヌディン空港へ

5時15分にはマカッサル・ハサヌディン空港に到着。まだ夜明け前ですが、すでに多くの車やバイクが停まっており、空港内は活気に溢れています。マカッサルでは早朝便が比較的多く、東インドネシア方面に向かう乗客が集中する時間帯でもあるため、ロビーには長い列ができているカウンターもちらほら見られました。とはいえ、今回はWEBチェックインを済ませているので、そのまま荷物検査や保安検査に直行できます。紙の搭乗券を発行しなくてもスマホのQRコードを見せればOKというのは、荷物が多いときにも便利ですね。

空港のロビーには小さな売店やカフェがいくつかあり、コーヒーやパンの香りが漂っています。まだ朝ごはんを食べていないので、急いでいなければコーヒーの一杯くらいは買って飲んでもいいかもしれません。ただ、搭乗開始が5時30分からというアナウンスが聞こえたため、あまりゆっくりしている時間もなさそうです。少し空港内の標識を確認してから搭乗口へ向かいます。マカッサルからバリ島まではおおむね1時間半ほどのフライト。早朝フライトなので、機内で少し眠るのもありですし、短い国内線だからこそ何をして過ごそうか考えるのも楽しみです。

搭乗から出発までのスムーズな流れ

搭乗口に着いたのはちょうど5時30分前後。周囲を見ると、同じ便に乗る乗客たちがすでに並び始めていました。搭乗開始のアナウンスが流れると列はゆっくりと動き始め、スマホで搭乗券をかざしてゲートを通過します。ブリッジを抜けると、機内へとつながる通路の窓から雨が降り続く様子がうっすら見えました。今回搭乗するのはバティックエアのID6761便、A320-200の機体です。比較的新しい機材なのか、シートの座り心地も良さそう。座席は22Aの窓側後方席。景色を眺めたい派としては、やはり窓側が落ち着きます。雨のフライトでも離陸や着陸の瞬間に見える光景は格別ですよね。

機内アナウンスによると、6時ちょうどにドアクローズし、定刻出発とのこと。まるで時刻表通りの電車のようにきっちり運行されるのは、朝一番の便ならではのメリットでしょう。

いざバリ島へ!弾丸癒やしの旅の始まり

定刻どおりに機体が動き出し、滑走路へ向かうころには外の空が少しずつ明るみを帯び始めていました。夜明けの薄暗い空に雨粒が舞うなか、離陸の体勢を整える飛行機のエンジン音が次第に高まっていきます。離陸の瞬間、機体が浮き上がる感覚に合わせて、期待感と少しの緊張感が入り混じった高揚を覚えました。フライト時間はおよそ1時間ほどですが、しばらくは雨雲の中を抜けるためやや揺れるかもしれません。それでも高度を上げて雲の上に出れば、あとは穏やかな空の旅。雲を抜けた途端に広がる太陽の光を見ると、雨季のどんよりした雲さえも一瞬で忘れてしまいそうです。これは飛行機に乗る醍醐味の一つですよね。

日常から少し離れ、インドネシア屈指のリゾート地へ飛ぶこのワクワク感は、なかなか他では味わえないもの。短い休暇を使って気軽に飛べるのが国内線の魅力でもあります。数時間後には、バリの透き通った海や美しい夕焼けに出会えるかと思うと、今から胸が高鳴るばかり。雨季でも楽しめるアクティビティの情報を織り交ぜながら、週末弾丸旅の醍醐味をこれからたっぷりお伝えできればと思います。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。