夜のタクシードライブでギリ島行き高速船の玄関口、パダンバイへ!
ギリ島へ向かうには、バリ島東部のパダンバイ港から高速船に乗るのが一般的なルート。パダンバイは、ロンボク方面への海の玄関口となる港町で、フェリーや高速船の発着拠点として賑わっています。ギリ島行きの高速船は朝9時に出発するため、デンパサール空港近くのクタに一泊して早朝に出発するか、それとも深夜のうちにパダンバイまで移動してしまうかを迷いました。
結果的に、夜のうちにパダンバイへ移動し、現地のホテルで宿泊することを選択。これなら朝の移動の心配もなく、ゆっくりと準備ができると思ったのですが、ここで予想外の問題に直面しました。
高額なタクシー料金に驚愕

デンパサール空港に到着し、国内線の到着ロビーを歩きながらタクシーアプリで料金を調べたところ、パダンバイまでのタクシー代がなんと750,000ルピア(約7,000円)!思っていたよりもはるかに高額で、思わず「こんなに高いの?」と驚きました。
後から調べたところ、高速船会社が提供しているシャトルバスなら75,000ルピア(約700円)と、タクシーの1/10の価格で移動できたようですが、これは事前予約が必須。今回は予約していなかったため、利用できず断念しました。

空港の外のタクシー料金
空港内でタクシーを手配すると、空港加算料金が発生するため、少しでも安くするために空港の外まで歩いてみることに。国内線ターミナルの出口からまっすぐ進み、途中でタクシーの勧誘をかわしながら駐車場へ向かいました。

そこからエレベーターで3階から1階へ降り、歩行者用の通路を進むと、およそ10分ほどで空港の外へ出ることができます。

このルートは空港で働くスタッフたちも利用しているため、迷ったら周りの人に聞くか、彼らについていけば問題なくたどり着けます。目印としては、Googleマップで「Bakso Arema」を探すと分かりやすいでしょう。

空港の外に到着し、再度タクシー料金を調べると、なんと半額以下の350,000ルピア(約3,200円)まで下がっていました。距離的には50km以上あり、これなら納得できる価格だったため、すぐに手配。無事にタクシーを捕まえ、21時30分にパダンバイへ向けて出発しました。

夜のタクシードライブ
夜間の移動ということで渋滞はなく、スムーズに進行。ただし、パダンバイまでの所要時間は約1時間半とのこと。タクシーの運転手に料金相場を聞いてみると、クタ〜パダンバイ間の通常料金は500,000ルピアほどだそうで、空港で提示された750,000ルピアはやはり空港加算料金が含まれており、高すぎたことを改めて実感しました。
移動中は特に景色が楽しめるわけでもなく、バリ島の夜道をひたすら進むのみ。周囲は真っ暗で、時折すれ違うトラックやバイクのライトが闇を切り裂くように光るだけでした。さすがに疲れが出てきたため、途中でウトウトしながら過ごしていると、気がつけばパダンバイに到着。時刻は23時ちょうど。昼間の喧騒とは異なり、静まり返った港町の雰囲気が広がっていました。

パダンバイで宿泊
今回宿泊するのは、OK ダイバーズ リゾート & スパ。パダンバイ港の目の前に位置し、高速船の出発する桟橋にもすぐにアクセスできる便利なロケーションです。リゾートホテルとはいえ、パダンバイ自体がこじんまりとした港町なので、賑やかさはなく、静かな夜を過ごすにはぴったりの環境でした。

チェックインを済ませ、部屋へ案内されると、思った以上に綺麗で清潔感のある内装に安心しました。大きめのベッドを期待していたのですが、今回はシングルベッドが2台の部屋しか空いておらず、仕方なくそちらで過ごすことに。
深夜のパダンバイ
23時ともなると、パダンバイのレストランやカフェはすでに閉店しており、食事をとる場所が見当たりませんでした。港町とはいえ、夜遅くまで営業している店はほとんどなく、周囲もひっそりとしています。移動の疲れもあり、無理に何か食べるよりは休むことを優先することに。シャワーを浴びてそのまま就寝しました。
こうして、深夜のタクシードライブを経て、無事にパダンバイに到着。翌朝は、いよいよギリ島へ向かう高速船に乗船します。