インドネシアのバリ島は10月14日に、国際線を再開し外国人観光客の受け入れを始めましたが、ングラライ国際空港では国際線の到着がなく寂しいスタートとなりました。バリ島内の検疫ホテルの予約も入らず、観光関係者から突然バリ島を再開した政府の対応を批判しています。
「バリ島のホテルの予約がまったく入っていません」とバリ島再開を待ち望んでいたバリ島観光関係者からは、悲痛な叫びをあげています。
インドネシア政府は、10月14日にバリ島再開を決定しましたが、入国できる国の発表は直前となり、入国に際しワクチン接種が14日前に2回目を終了していなければならない等、入国条件がはっきりしなかった事が大きな原因となります。
「バリ島国境開放が突然発表されたことが要因である。最低でも1ヶ月前には発表が必要であった」とバリのホテル・レストラン協会の方が語っています。
バリ島再開を期待していた外国人も、インドネシア政府の突然の規制の変更に、果たしてバリ島に入れるのかどうかの不安が的中してしまったようです。
国際線を運行する航空会社にとっても、事前に運行計画の申請など急には定期便を飛ばすことはできません。仮に飛ばす事が可能でもバリ島に観光で入国したい人がいなければ収支に影響を与えるため、航空会社も需要があるかどうかの見極めをしているはずです。
バリ島デンパサールのングラライ国際空港を管理している、アンガサプラ1は航空会社に対して着陸料を、2021年末まで無料、2022年6月までは50%割引することを発表しました。着陸料をなくす、又は割引することで、航空会社がバリ島へ直行する便を設定してくるのか期待したいと思います。
ようやく、入国条件がはっきりしてきたので11月以降はホテルの予約も入りつつあるようですので、今後定期便の運行開始で徐々に観光客が増えていくものと思われます。
今月のインドネシア渡航では、バリ島経由で行きたかったですが直行便が運行されていないので断念、いつものジャカルタ経由となりました。久しぶりにバリ島隔離も体験したかったのですが、仕方ありません。バリ島訪問は次の機会にとっておく事にしたいと思います。