インドネシアのサンディアガ・ウノ観光・創造経済相は、バリ州での観光客の受け入れを6~7月に再開する考えを示しました。
一部地域を優先地域として、早期に外国人観光客を受け入れる準備を開始しました。夏頃には、もしかしたらバリ島に行ける可能性がでてきました。
バリ島への外国人旅行者の受け入れは、第1段階として新型コロナの感染リスクの低い「コロナフリー回廊」を3カ所設定する方針です。
バリ州では観光地として人気の高いギアニャール県ウブド、バドゥン県ヌサドゥアの一部、デンパサール市サヌールの3地域が観光客受け入れの重点地域として指定されており、約9万人いると言われています観光産業従事者を対象にワクチンの優先接種などが進められています。
バリ州は、昨年9月に外国人観光客の受け入れ再開を表明していましたが、感染状況などを踏まえて受け入れを断念していました。
外国人旅行者の受け入れ再開に向けて、インドネシア政府が旅行者の行動を追跡するアプリを開発していて、アプリは5月の運用開始を目指しているようです。
観光地やホテル飲食店などでの訪問者に関する情報を収集し、密集度を計測するシステムのようです。衛生規律に違反した旅行者の動向をチェックすることが可能だそうです。
インドネシア政府は、一部の例外を除いて、全ての外国人のインドネシア入国及びインドネシアでの乗継を一時的に禁止する措置は継続しています。この措置が適用されている間は、観光旅行や短期出張の目的ではインドネシアに入国できません 。
日本側も、外務省は1万人あたりの感染者数、並びに海外からの移入例等を考慮し、インドネシアに対する感染症危険情報をレベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))に引き上げていることから、インドネシアの入国は現在も難しい状況が続いています。
インドネシアの現在のコロナウイルスの感染状況を見ていきましょう。
バリ島の感染者数は、インドネシアの中でも比較的落ち着いていて、1日当たりの新規感染者数は2月から低下傾向が続いています。
バリ島観光への第一歩として、スケジュールが示されたことで期待したいところですが、夏にかけてまた更に感染者が増加した時に、昨年のように解禁予定が一転して入国禁止となってしまわないか、あと3ヶ月間感染者がどう推移するか見守りたいと思います。そろそろバリの海に行きたいですね。