インドネシア中央統計局が発表した数字によると、2020年のインドネシア訪問外国人は402万人でした。そのうちバリ島への到着数は105万人、4月以降の落ち込みが大きく、月平均90人と新型コロナウイルスの影響は、インドネシアの観光部門に大きな打撃を与えました。
インドネシアへの訪問外国人数は、2019年に1625万人でしたが、2020年は402万人になり75%減少しました。
月別で見ても、2020年1月のみ、昨年同月で100%を越えましたが、2月以降落ち込み、1月~3月で260万人訪れていますので2020年の訪問人数の約65%を占めています。
4月以降は月平均15万人あまりと低迷しています。
2020年に最も多くインドネシアへ訪問した国は、東ティモールの101万人となり、シンガポール27.7万人、オーストラリア25.1万人、中国23.5万人でした。
日本からは7.8万人と2019年41.2万人でしたので81.2%の減少でした。
新型コロナウイルスは、バリ島の観光にも大きな影響を与えました。2020年のバリ島への観光客は105万人と大幅に減少、2019年は627万人でしたので、83%減少しました。
2020年1月~3月までの訪問人数が104.9万人ですので、2020年年間訪問数の99.9%を占めています。
4月~12月まで合計してもたった808人です。月間平均すると90人となります。月別で一番少なかった月が8月はたった22人でした。2019年は8月が60万6412人と一番多かった月でした。
インドネシアのバリ島では、新型コロナウイルスの流行を受け、外国人観光客を受け入れないとことが影響しました。
ホテルやレストランでは、従業員が収入を得るために出身の町村に帰ってしまい、生き残りが難しくなっているといいます。観光業に大きく依存している地元住民への影響を懸念する声もあがっています。訪問外国人の数字がバリ島経済にも大きな影響を与えた事が明らかになった気がします。