東カリマンタン州バリクパパンに行くことになりました。カリマンタン島(ボルネオ島)に行くのは西カリマンタン州のポンティアナック以来2回目となりますが、良くわからない土地ですので最初は念入りに色々調べてから出発することにします。
バリクパパンの空港の正式名称は「スルタン アジ ムハンマド スレイマン セピンガン国際空港」と長い名前になりますが通称セピンガン空港と呼ばれています。
空港開設自体は古くオランダ統治時代から存在していて、石油会社の活動のために建設されました。何度か改修工事を経て、巨大なターミナルが建設され年間1500万人を収容するインドネシア東部地区では最大の空港ターミナルの面積を誇ります。
都市部に近い場所の海沿いにあり、空港から中心街までは車で15分ほど走ると到着できる便利な空港となっています。この便利さからセピンガン空港がカリマンタン島のハブ空港となっていますが、都市部に近いこともあり、周辺住民との騒音問題で争いが起こっていて、24時間運行ではなく23時から早朝6時までの深夜帯の離着陸ができないようになっています。
一方で東カリマンタン州の州都はサマリンダとなりますが、マカッサルからサマリンダ行きの直行便は1便もなく全てスラバヤ経由で乗り継ぎが必要になっています。仮に経由便でサマリンダに入っても、サマリンダの空港が都市部から北のかなり郊外にあってサマリンダの中心街まで車で1時間ほどかかってしまい空港から遠いのがネックとなります。
バリクパパンとサマリンダの都市間は100Km程度離れていて高速道路が整備されているためサマリンダに行く場合は、バリクパパンから高速道路を利用して車で移動するのが便利となります。
マカッサルからバリクパパンの都市間の距離は約500Kmです。マカッサルからバリクパパン行きの直行便を調べるとライオンエアが3便、シティリンクが1便と合計1日に4便も就航しています。スラウェシとカリマンタンの主要空港同士の接続となりますので納得です。
マカッサル海峡を超えるだけなので意外と近く、飛行時間も1時間15分に設定されています。航空運賃も比較的安く片道600,000ルピア(約5,200円)となっていますので、往復1万円ちょっとで移動が可能です。今回バリクパパンに行くことを決定づけた最大の要因が航空運賃の安さとなっていて、この価格でカリマンタン島まで移動できてしまうのはうれしいポイントです。
マカッサルからバリクパパン行きのフライト予定を見ると、一番朝早い便の8時45分発のライオンエアで行くのが良さそうということで予約することにします。
往復の飛行機のチケットだけは抑えて、あとは現地に到着してから行き先を決めるようにして気ままなカリマンタン渡航にしたいと考えています。