サマリンダからバリクパパンに戻ってきました。バリクパパンは石油関連で街が発展してきました。バリクパパンは海の面していて大きなモールなどもあって、今後の首都移転の玄関口としては、大きく発展が見込まれる都市となります。バリクパパンは海岸沿いの街になりますので、海を見ながらゆっくり過ごしてみることにします。
カリマンタンの海を見てみようと、ホテルから数分の市民市場に行ってみることにします。
市場から海岸まで歩いてみようとしたところ、急に黒い雲に覆われてしまい、雨が振り始めてきました。
退避する場所として駆け込んだのが、桟橋にあるイカンバカール(魚焼き屋台)でした。
店主に話しをしてみると、マカッサル出身のブギス人のお店で、マカッサル風の焼き魚を食べることができるようです。
お店に到着した途端に大粒の雨になりずぶ濡れを回避することができました。
トタン屋根から雨漏りするのを避けながら、座席を何度も移動して、せっかくなので昼ごはんをかねて魚料理をお願いすることにしました。
その場で焼いてもらった焼き魚は新鮮でとても美味しく食べることができました。食事が終わる頃にちょうど雨が止んだので、再度海岸に向け歩いていきます。
バリクパパンは、海岸沿いを走る大きな道路があり、しっかりとした歩道もありその道路沿いを市民がジョギングをしている姿を見ることができます。近くにインドネシア軍の基地もあるので、軍隊の人々も結構見かけることができます。
バリクパパンの海岸といえば、ケマラビーチとなります。
警察の建物の裏側にあるのでちょっとわかりにくいのですが、問題なく通り抜けが可能です。警察の奥にはシーフードレストランもあり、ここで海鮮料理を楽しむことができますが、先程焼き魚を食べてしまったので、海岸に向かいます。
ケマラビーチは、バリクパパンの海岸の中でも、最も手入れの行き届いたビーチの 1 つで比較的きれいな感じではありますが、先程雨が降ったばかりの曇り空で海の色も灰色でこれといって、眺望が良いとは思いませんがカリマンタンの海をしばらく堪能します。本来なら早朝に訪問して朝日を眺めたいところですが、雨季の間は晴れの日が少ないので仕方ありません。海を眺めていたらあっという間に、飛行機の時間が迫ってきたので、荷物を受け取りに一旦ホテルに戻り空港へと向かいます。
バリクパパンに数日滞在しましたが、石油・天然ガスの供給地点があり、インドネシア軍の基地もあるため、街も整然として経済もそこそこ潤っているようで、治安も安定しています。今後、首都機能がヌサンタラに移転されれば、世界中からバリクパパンに滞在することになり、今後観光客なども増える可能性が高い地域です。今後バリクパパンの街が大きく発展して、大都市へと変貌していく感じがして、さらに注目度があがっていくことは間違いないと感じました。