マカッサルからバンドンへ!1泊2日週末に巡る高原都市の魅力と高速鉄道体験

Airplane Indonesia

インドネシアの避暑地として名高いバンドン。バンドンは標高768メートルの高原都市で、ジャカルタからも比較的近い距離にあり、多くの観光客にとって人気のスポットです。特に近年、ジャカルタとバンドンを繋ぐ高速鉄道「クレタチュパット」が開通し、さらに訪問がしやすくなりました。かつては車での移動が一般的でしたが、高速鉄道を利用すれば、わずか45分ほどでバンドンに到着します。この利便性の向上により、バンドンは日帰りや1泊2日などの短期旅行先としても注目されています。

今回は、マカッサルからジャカルタを経由してバンドンへ。旅程は忙しいものの、自然豊かなバンドンでのリフレッシュを期待しつつ、早朝からの弾丸旅行をスタートします。

早朝の出発準備

午前2時、まだ外は真っ暗。静まり返ったマカッサルの街で、旅の準備を進めます。1泊2日の短期旅行ということもあり、持ち物は最低限。リュックサック一つにまとめた荷物には、1日分の着替えや最低限の洗面用具、そしてスマホの充電器が入っています。キャリーケースを持たず軽装で行動できるのは、この弾丸旅行の大きな利点です。

出発前にメールを確認していると、驚きの通知が。定刻は午前4時40分発のはずだったシティリンクの便が、なぜか15分前倒しで4時25分発に変更されていました。深夜に急に変更を通知してくるシティリンクの柔軟さ(?)には毎回驚かされますが、今回は早めに空港に到着するつもりだったので問題ありませんでした。しかし、他の乗客たちはこの変更に気付いているのか、少し不安になりつつも、準備を続けます。

空港への移動

出発が早まったため、予定を繰り上げてタクシーを手配します。GRABのアプリで3時にタクシーを呼び、3時10分にはアパートを出発。早朝ということもあり、街の交通量はほとんどなく、車はスムーズに空港へと向かいます。マカッサル空港は市内から約30分の距離に位置し、普段は交通渋滞が問題になることもありますが、この時間帯はその心配はありません。

3時35分には、マカッサル空港の新しくなった出発ターミナルに到着しました。空港の建物は近代的で、広々としたスペースが広がっています。

私はすでにWEBチェックインを済ませていたため、荷物を預けることもなく、すぐに保安検査場へ向かいます。セキュリティチェックも順調に進み、いよいよ制限エリアへ。

早朝のマカッサル空港

マカッサル空港は24時間営業していることもあり、早朝であってもかなりの人で賑わっています。今回はシティリンクQG347便、ジャカルタ行きの最も早い出発便です。15分前倒しで出発することを知っているのか、すでに搭乗口前には多くの乗客が集まっていました。

空港内には多くの店舗があり、カフェやお土産店も24時間営業していますが、まだラウンジはオープンしていません。朝早くても小腹が空いてしまうので、私はお気に入りのロティオのパンを購入することにしました。このロティオのコーヒーパンは、甘さとほんのりした塩味が絶妙なバランスで、バターの風味が口いっぱいに広がる一品。旅行の度に、このパンを手に取ってしまうほどの私の定番アイテムです。

搭乗

3時50分になると、ついに搭乗が開始されました。今回の座席は一番前のバルクヘッド席である1Fを予約しており、最後に搭乗することにします。シティリンクの前方5列は「グリーンシート」と呼ばれ、追加料金を支払って座席指定が可能です。グリーンシートの利点は、混雑していなければ隣の座席が空いている確率が高く、座席を広々と使えることです。また、一番前のバルクヘッド席は足元が広く、ゆったりとしたスペースが確保されています。

ただし、一つの注意点として、バルクヘッド席の肘掛けは固定されており、隣の座席との仕切りが取り外せません。そのため、もし隣が空いていたとしても、肘掛けが邪魔になってしまうことがあります。次回は、2列目以降の席を選んで、もっとリラックスして座れるかもしれないと考えています。

バンドンへの旅立ち

搭乗手続きを終え、シティリンクのQG347便は予定より15分早く、まだ夜も明けない暗い空の下、マカッサル空港を出発しました。

窓の外は真っ暗で、まだ日の出前ですが、機内の落ち着いた雰囲気の中、私はこれからのバンドンでの短期旅行を思い描いています。到着後の予定や観光スポット、そして美味しい食べ物の数々が頭の中を駆け巡り、期待に胸を膨らませつつ、ゆったりとした機内時間を楽しんでいます。

 

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