バンドンに到着した今回の旅では、ユニークな体験を求めて「Mogami Ryokan」という日本式の旅館に宿泊することにしました。インドネシアの高原都市バンドンは、涼しい気候や自然の美しさから「インドネシアの軽井沢」とも呼ばれ、多くの観光客に人気があります。そんなバンドンで、和の雰囲気を感じられる旅館があるということで、興味を抱き、早速宿泊してみることにしました。
Mogami Ryokanは、バンドンのCiwalkモール近くに位置しており、雑居ビルの一角にあります。
1階には日本風のたこ焼き屋や「Gyu-Gyu」という焼肉店があり、周囲には日本語の看板も多く、まるで日本の小さな町にいるかのような錯覚を覚えます。
エレベーターで3階に上がると、日本風のインテリアが施されたロビーがあり、温かな和の雰囲気が広がっていました。
フロントには和服姿のスタッフが待っており、宿泊手続きを終えると、カードキーを受け取り、部屋へと向かいます。
今回宿泊した部屋は「旭川」という名前が付けられており、日本の地名が使われているのがユニークで印象的でした。Mogami Ryokanの客室には「山形」「神戸」「青森」など、日本の都市や地域の名前が付けられており、それぞれの部屋に個別のテーマがあるようです。
部屋に入ると、紅葉の最上川の川下りを描いた大きな写真が目に飛び込んできました。部屋全体が和風にアレンジされており、木目調のシンプルで落ち着いた内装が広がっています。窓がない部屋でしたが、照明が工夫されていて、部屋全体が明るく、清潔感が漂っていました。家具も日本式のデザインで統一されており、心地よい空間が作り出されています。
また、ベッドが設置されていますが、和室スタイルで過ごす感覚を楽しむことができるのも特徴です。ふとんは厚手で柔らかく、日本の旅館で過ごすかのようなリラックスしたひとときを堪能しました。滞在中は、この日本式の客室が提供する静けさと落ち着きに癒されました。
Mogami Ryokanの魅力は、スタッフのサービスにもあります。和服姿での対応は、まるで日本の旅館にいるかのような感覚を与えてくれます。ルームサービスも提供されており、部屋でゆったりと食事を楽しむことが可能です。今回は朝食は含まれていませんでしたが、滞在中は快適に過ごすことができました。
さらに、この旅館の立地の良さも大きな魅力です。バンドンの有名なCiwalkモールのすぐ近くに位置しているため、ショッピングや食事を楽しむには非常に便利な場所です。Ciwalkモールにはカフェやレストラン、ショップが多く立ち並び、特に夜になると地元の人々や観光客で賑わいます。日中の観光で疲れた体を癒し、夕方からモールでの散策を楽しむというプランも、この旅館に滞在する際の楽しみの一つです。
Mogami Ryokanでの滞在は、インドネシアにいながら日本の旅館の魅力を存分に味わえるユニークな体験でした。和室スタイルの部屋は、紅葉の写真や木目調のインテリアなど、細部にまで和のエッセンスが取り入れられており、異国にいながら日本の伝統的な文化に触れることができる特別な空間で旅の疲れを癒し、リラックスできる空間として十分に満足できた滞在でした。
日本の文化やホスピタリティを感じながら、インドネシアのバンドンを楽しみたいという方には、ぜひこのMogami Ryokanを訪れてみることをお勧めします。バンドンの涼しい気候と共に、日本の伝統的な雰囲気を感じながら過ごす時間は、特別な思い出になることでしょう。
住所: Jl. Cihampelas No.250, Cipaganti, Kecamatan, 40131 Coblong, バンドン, 西ジャワ州, インドネシア
設備: 各客室にはエアコン、テレビ、シャワー付きのバスルームが完備されています。
チェックイン: 14:00以降、チェックアウト: 11:00まで
Instagram: Mogami Ryokan