【インドネシア】洪水発生、大きな被害が出ている模様
鉄砲水が発生して大きな被害
インドネシア東部の東ヌサトゥンガラ州ティモール島や、フローレス島にて、3月4日に発生した豪雨による水害と土砂崩れが発生し、これまで75名以上が死亡し、多数が行方不明になっている模様です。ダムから水が溢れて、住宅が浸水し大きな被害が出ています。
被害の様子を撮影した動画を見ましたが、大きな岩が大量の水が上流から流れてきて、住宅がとんでもない状態になっていました。
異常気象に注意
インドネシアの気象庁(BMKG)によると、4月4日から6日までの期間で、気象警報を発令しました。東ヌサトゥンガラ州全域で、雷と強風を伴う大雨の可能性について、警告しました。来週には、スマトラ島、ジャワ島、スラウェシ島などインドネシア全域で、異常気象が起こる可能性があることも発表し、住民に注意するように促しています。
つい先週も南スラウェシ州のマカッサル市で大雨が降り、市内の樹木が50本以上倒木し、住宅に大きな損傷が出ました。
雨季が終わりに近づき、季節の変わり目に、大雨が降ることも多いのですが、インドネシア各地で大雨による洪水に被害が年々増えているように感じます。
インドネシアは、川の近くに家を建てていることも珍しくなく、日本のように護岸整備や、堤防等の洪水対策は非常に遅れています。一度、大雨になると、家ごと流されることもあり、被害がどうしても拡大してしまいます。
今回も橋が数箇所に渡り損壊して道が寸断してしまい救援時間がかかっているようなので、一刻も早い救助を願いたいところです。