シンガポールから高速船に乗り、1時間余りでバタム島に上陸できます。ジャカルタからインドネシアに入国する事が一般的ですが、バタム島からインドネシアへ入国する事もできます。
バタム島とは・・・シンガポールの南海岸から約20キロメートルのリアウ諸島内に位置しており、自由貿易地域に指定されている。バタム島の人口は110万人を超えており、その大部分がマレー人 (85%) と中国人 (14%) であるが、少数の土着のラウト族 (Orang Laut) も島中に住んでいる
1971年、バタム工業開発庁(BIDA)がインドネシア大統領直属の機関として設立され、シンガポール政府との協調体制の下、開発が始まった。 1970年代にバタム島は、主要な港と工業地帯の森林による地勢的に大きな変化を受けた。シンガポールから近く直接より安い労働力が提供できる場所を見つけたため、いくつかのシンガポール企業がバタム島に工場を設立した。
島の中心都市はナゴヤで、第二次世界大戦中、日本軍が島に進駐してきた際に付けられた名前であろうといわれている。 一方で、ナゴヤは1970年代に日本の大手建設会社が関わってつくられた街で、その建設会社のシンガポール支店長が名付けたという説もある。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バタム島もまだ3回程しか行ったことがないので、まだまだ良さを語れませんが、良かった点をピックアップしました!
船に乗って入国ですが、船の定員は60名~100名程度なので、人数が少ないです。また今まで満席だったことはなく、入国審査はスムーズです。
島自体そんなに大きくありませんので、フェリーターミナルから中心街、飛行場とコンパクトにまとまっています。最近発展した町ですので、道路は広く、スムーズです。
インドネシアは、イスラムの国ですので、表向きはお酒が飲みにくいです。ジャカルタは、最近どこでも飲める様になりましたが、ビール以外のハードリカーは税金が高くお酒の価格は日本より高いです。バタム島は、自由貿易地域で輸入品への関税が免除されているので輸入酒類もとても安く飲めます。もちろんお土産にも最適です。
シンガポールチャンギ国際空港からタクシーで10分程走ると、タナ・メラ・フェリーターミナルに到着します。チェックインカウンターで予約していた船の搭乗券を発券してもらい、荷物を預けます。その後出発の保安検査場を通過し、無事出国となります。特に保安検査場でも何も聞かれることなく指紋を登録すると簡単にゲートが開きます。
そんなに広くない待合室には、免税店もあり、ちょっとした買い物もできますが、なにもすることがなく、出発時間を待つことになります。
実は、前もってインタネットで船の予約をしていたのですが、飛行機が遅れる事も想定して、飛行機の到着から3時間後の便予約してました。シンガポールの入国がスムーズですと、そこからタクシーに乗り、フェリー乗場まで、なんと45分で来ることができました。
フェリー会社と交渉して、1便前の船に振り替えしてもらい無事に乗る事ができました。フェリーターミナルは時間がつぶせそうな施設ではないので、助かります。
乗船して、インドネシア バタム島ノンガサプラまで40分間の船旅です。出発してしばらくシンガポール港に入る大きな貨物船をよけながら、ゆっくり走行していましたが、徐々にスピードを上げて、波に打たれながら、60Km位の速度まで上がります。かなりの衝撃と音で、波が荒いと結構揺れます。ところどころ水が垂れてきて、インドネシアだなあと思います。
乗客はほとんどいなかったので、席も自由に動き回っていました。あっという間にバタム島が見えてきました。
シンガポールとバタム島は1時間の時差があるため、シンガポールを出発した時間に戻ります。なにか不思議な感じです。
無事、ノンガサプラに到着して、インドネシア入国となります。パスポートコントロールもあり、無事に通過。その後荷物をピックアップします。外にでても、あまり人影がおらず、なんかすごいところにきたなと思って、タクシーを探しましたが、見当たらず。外にいたおじさんにタクシー乗り場を聞くと、タクシーはいないよ。との事。どこにいくか聞かれ、ホテルまでといったら、乗せてあげると、いつものインドネシア白タクのお誘い。しばらく、タクシーを探すふりをしたが、本当になさそうなので、ホテルまでの価格交渉をしてなんとかホテルまで行く事ができました。外国人だと、価格をのせていってきたりしますので、必ずインドネシア語で交渉しないと高額な料金をとられてしまいますので、注意が必要です。
この島には、バタムセンターというフェリー乗り場もあるので、そちらの方がバタムに入る際は良いと思います。中心街のナゴヤもバタムセンターの方が近いですし。
バタム島はインドネシアですが、お酒も飲めますし、ホテルや食事の物価が安いので、シンガポールの人々は、週末バタムのホテルに宿泊しゴルフをしたり、お酒を飲みに来たりして楽しむそうです。シンガポールはお酒も高いし、ホテルも高いので、フェリー代を出してもバタムに来たいのです。
バタム空港からインドネシア国内へ飛行機が飛んでいますので、ジャカルタ経由でなく、バタム経由でインドネシア入国も試してみてください。