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【インドネシア】バティックの魅力!

インドネシアの伝統的な特産品といえば「バティック」と思われる方が多いのではないでしょうか。バティックは主に衣服に使用され、男女問わず古くから愛されてきました。

本日は、バティックについてお話します。

バティックとは

蝋を使ったろうけつ染めという技法で染められた布のことを指します。
日本では更紗の一種とされていて、特にジャワ島のものが有名なため、「ジャワ更紗」と呼ばれることもあります。

インドネシアのバティック屋さんでは、数百円の安いものも存在しますが、それはバティック柄をプリントしたものです。

手作りのろうけつ染めのバティックだと高級なものは数万します。ろうけつ染めのものは裏地にも染色されているので、裏地を見てみると良いと思います。

幾何学模様のデザイン

バティックは溶かしたろうを利用して幾何学模様のデザインを描きます。溶けたろうが付いている部分は染色の時に染まらないので、色が付いたらろうを剥がし、別の箇所にろうを溶かし、再度染める、ろうを剥がすといった作業を何度も繰り返して色を染めていきます。

色鮮やかなバティック、細かなデザインが描かれたバティックなど、手作業とは思えないほど繊細です。

バティックの始まり

バティックの始まりは17世紀の王宮や貴族にあります。その紋様が王宮等を象徴するシンボルであったために、当時は一般人には着用することができませんでした。

バティックの日

2009年10月2日、インドネシアのバティックがユネスコの世界無形文化遺産に認定され、それ以降インドネシアでは10月2日を「バティックの日」として定めています。
また、毎週金曜日はバティックデーとなっており、バティックを着用した人を特に多く見かけます。

バティックは正装に

インドネシアではビジネスシーン以外にも冠婚葬祭の時の正装として着られています。長袖はフォーマルな行事に、半袖はオフィスカジュアルのように着ることができます。
日本でいうと、スーツのような扱いです。

バティックの魅力とは

バティックにはたくさんの柄があり非常に奥が深いのですが、その美しい柄から若者のファッションとして用いられることも多くなってきています。

流行りの柄シャツのような感覚で着ることができるバティックは、年間を通して非常に暑いインドネシアでの生活を乗り切るためのマストアイテムになっています。

バティックの良さは、着てみて初めて実感するのではないでしょうか。とても楽なのに正装なバティックは、暑いインドネシアに最適な衣服となります。

実に多種多様なデザインがあるバティック。

派手なデザインが好きな方も、落ち着いた色が好きな方も着られるバティック。

皆さんも、無形文化遺産のバティックを是非楽しんでみてはいかがでしょうか?

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。