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バティックエア・ビジネスクラスでマカッサルへ!長い待ち時間と遅延を味わう

ジャカルタでの滞在を終えマカッサルへと向かうため、バティックエアのビジネスクラスを予約しました。18時30分発のID6142便は、夕方の出発ということで、ジャカルタでの時間を有効に使いながら、夜にはマカッサルに到着できる理想的なスケジュールです。しかし、この便は遅延や欠航が多いことでも知られており、今回も予定通りに出発できるか不安がありました。スカルノハッタ空港のターミナル2でのラウンジ利用から、搭乗ゲートでの待機、そして機内での快適な時間まで、さまざまな体験を通じて感じたビジネスクラスの搭乗の様子を詳しくお伝えします。

スカルノハッタ・ターミナル2の難点

スカルノハッタ空港のターミナル2は、ラウンジから搭乗ゲートまでの移動には、徒歩で10分以上かかることもあり、さらに途中で荷物検査が設けられているため、混雑時にはさらに時間がかかります。荷物検査ではセキュリティチェックが厳しく行われ、手荷物のX線検査やボディチェックも丁寧に行われます。そのため、時間に余裕を持って移動することが求められます。

今回も17時45分頃にラウンジを出発し、搭乗開始予定の18時に間に合うように移動を開始しました。荷物検査では多くの乗客が列を作っており、順番待ちに時間を要しました。搭乗ゲートに到着したのは18時を少し過ぎた頃で、これで時間通りに搭乗できるかと一安心したのですが、事態は思わぬ方向に進みました。

待合室での長い待ち時間

搭乗ゲート前の待合室に到着すると、既に多くの乗客が座っており、座席はほとんど埋まっていました。前のフライトであるスマラン行きの便が大幅に遅延しており、乗客たちはお菓子や水の配布を受けながら待機していました。彼らの落ち着いた様子から、遅延は日常茶飯事であることを感じさせられました。

一方で、私が搭乗予定のマカッサル行きの便については、何の案内もなく、搭乗時間になってもスタッフからの説明はありませんでした。搭乗ゲートのモニターには出発予定時刻が表示されたままでしたが、遅延の予感が徐々に強まっていきました。ここでラウンジを出るタイミングを誤ったと後悔が募ります。もしラウンジに留まっていれば、快適な空間で待機することができたのにと思いましたが、既に荷物検査を通過してしまっているため、再び戻るのは手間がかかります。

待合室には売店とトイレがあるものの、座る場所も限られており、多くの乗客が立ったまま待機していました。スマートフォンで時間を潰す人、家族や友人と会話を楽しむ人など、それぞれが待ち時間を過ごしていました。スタッフにフライトの状況を尋ねても明確な回答は得られず、ただ待つしかない状況でした。

遅延の連絡と搭乗開始

19時になってようやく、マカッサル行きの搭乗機が到着したようで、ゲートのモニターに出発時刻が19時40分に変更されたことが表示されました。1時間以上の遅延となり、やはりこの便は予定通りに出発することが難しいと実感しました。それでも、具体的な出発時刻が示されたことで少し安心し、待合室の雰囲気も和らいだように感じました。

19時20分頃に搭乗開始のアナウンスが流れ、ビジネスクラスの乗客は優先的に搭乗手続きを行うことができました。搭乗橋を通り、機内に入ると、ビジネスクラスの座席が目に飛び込んできました。革張りの広々としたシートは高級感があり、足元のスペースも十分に確保されています。モニターは設置されていませんでしたが、リクライニング機能や快適な座り心地で、長時間のフライトでも疲れにくい設計となっています。

客室乗務員の丁寧な対応も印象的で、ビジネスクラスならではのサービスを感じることができました。乗客は12席のビジネスクラスが満席となっており、エコノミークラスもほぼ満席の状態でした。乗客が全員搭乗を終え、機内アナウンスで遅延に対する謝罪と安全確認が行われ、ようやく20時にスカルノハッタ空港を離陸しました。

リラックスしたフライトのひととき

離陸後、しばらくしてから機内食のサービスが始まりました。ビジネスクラスの機内食は、鶏のカレーライス、マフィン、そしてミネラルウォーターが提供されました。1か月前に同じ便を利用した際と同じメニューであることに少し驚きましたが、温かいカレーはスパイスが効いており、鶏肉も柔らかく調理されていて美味しくいただきました。マフィンはデザートとして程よい甘さで、食後の満足感を高めてくれました。

シートはリクライニングが深く、足元のフットレストも活用して体を伸ばすことができ、快適な姿勢でリラックスできます。機内エンターテイメントはありませんでしたが、夜のフライトということもあり、読書や音楽を聴きながら過ごすのに十分な環境でした。飛行機のエンジン音が心地よい子守唄のように感じられました。食事を終えた後は、シートをリクライニングさせて目を閉じ、心地よい眠りに落ちていきました。

マカッサル到着とビジネスクラスの優先サービス

フライト中に何度か目を覚ましつつも、快適なシートのおかげで体を休めることができました。マカッサルの上空に差し掛かると、機長から間もなく着陸する旨のアナウンスがあり、客室乗務員からも着陸準備の案内がありました。窓の外にはマカッサルの夜景が広がり、光の海が幻想的な風景を作り出していました。

23時15分、予定より1時間半遅れでスルタン・ハサヌディン国際空港に着陸しました。到着後、ビジネスクラスの乗客は優先的に降機することができ、専用のマイクロバスでターミナルまで移動しました。この優先サービスは、遅延で疲れた体にとって非常にありがたく、スムーズに到着手続きを進めることができました。ターミナル内の混雑を避けてスムーズに出口へと向かうことができました。

まとめ

今回のフライトでは、遅延や空港内での待ち時間といった課題がありましたが、ビジネスクラスの快適さと優先サービスによって、全体として満足度の高い旅となりました。スカルノハッタ空港のターミナル2では、ラウンジから搭乗ゲートまでの移動に時間がかかることや、待合室での情報提供が不足している点など、改善の余地があると感じました。

一方で、バティックエアのビジネスクラスは、広々としたシートや機内食のサービス、降機時の優先対応など、価格に見合った価値を提供してくれました。特に遅延時には、ビジネスクラスの優先サービスが移動のストレスを軽減してくれたと感じます。次回もより快適な旅を目指したいと思います。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。