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バウバウで過ごす静かな夜!カリスタビーチホテルと地元の味覚を楽しむ

カリスタビーチホテルでの宿泊

ベンテン要塞での美しい夕陽を堪能した後、今回の宿泊先「カリスタビーチホテル」へと向かいました。このホテルはバウバウの海岸沿いに位置しており、目の前に広がる海が最大の魅力です。到着した時は既に夜で、外は暗く景色はほとんど見えませんでしたが、朝になれば窓から広がる絶景を楽しめることでしょう。

このホテルは、事前予約なしでも快く対応してくれました。ロビーに入ると、スタッフが笑顔で迎えてくれ、スムーズにチェックインが進みました。今回は最上階のスイートルームを選びましたが、スイートといっても豪華なホテルとは少し違い、地方の質素な宿という感じです。それでも、部屋は広めで清潔感があり、特にシービューの部屋ということで、翌朝の海の眺めが楽しみになりました。

部屋に向かう際に少し驚いたのは、エレベーターがないということ。部屋は4階にあり、階段で荷物を運ぶのは少々大変でしたが、良い運動と考え、上がっていきました。501号室に入ると、中央に大きなベッドが配置されており、ゆったりとした空間が広がっています。窓は大きく、朝になれば一面に広がる海を楽しむことができるはずです。

室内の設備はシンプルながらも必要十分で、Wi-Fiもしっかりと繋がり、エアコンも快適に作動していました。シャワールームはなぜかお湯の機械が壊れているそうで水シャワーだったのが、欠点でしたが地方のホテルにしては満足のいく宿泊施設で、この街での滞在を快適に過ごせそうです。

バウバウでの夕食

荷物を置いて一息ついた後、夕食を取りに出かけることにしました。ホテルの隣に「ルマ・マカン・ファミリー」というローカルな食堂があったので、そちらで食事をすることに決めました。「ルマ・マカン」とはインドネシア語で「食を意味し、「ファミリー」という名前からもわかるように、家族向けのアットホームな雰囲気の店でした。

メニューには、地元で獲れた新鮮な魚介類を使った料理が並び、バウバウならではのシーフード料理を楽しむことができます。特に目を引いたのは、エビやイカの焼き物、そしてスープ料理のソップコンロとソップソウダラ。これらはマカッサルでもよく見かけるメニューで、バウバウが同じスラウェシ島に位置しているため、食文化に共通点があるのは興味深いところです。

私たちはエビとイカの焼き物を中心に、インドネシアの定番料理であるミーゴレン(炒め麺)、空芯菜の炒め物、もやしの炒め物を注文しました。

まずイカは、炭火でじっくり焼かれており、シンプルながらも素材の風味が際立つ一品でした。

エビはぷりぷりで、ほんのり香ばしい香りが漂い甘くて柔らかくジューシーで、新鮮さが伝わってきます。

ミーゴレンは、適度にスパイスが効いており、甘辛い味付けが絶妙。空芯菜と豆もやしの炒め物も、シャキシャキとした食感が楽しめて、箸が止まりません。

店内は地元の方にも人気な食堂でアットホームな雰囲気の中で地元の味を満喫できました。価格も非常にリーズナブルで、観光客にも手頃な値段でローカルの味を楽しめる点は嬉しいポイントです。バウバウの家庭的な雰囲気を味わいながら、美味しい夕食に大満足でした。

ナイトマーケット散策

夕食を終えた後は、ホテル近くの海岸沿いに広がるナイトマーケットを散策しました。バウバウのナイトマーケットは、昼間は駐車場として使われている場所が、夜になると一変して多くの屋台や露店が立ち並ぶ市場に変わります。通りは地元の人々や観光客で賑わい、明かりが灯った屋台が夜の風景に溶け込んで、活気ある雰囲気を作り出しています。

マーケットでは、洋服や靴、スマホ関連のアクセサリーが売られており、露店を見て回るのはとても楽しいひと時です。商品は地元向けのものが多く、観光客が買いたくなるようなアイテムは少ないかもしれませんが、マーケットの雰囲気を味わうだけでも十分楽しめます。地元の人々が生活の一部として利用している様子を垣間見ることができ、バウバウの素朴な日常を感じることができました。

海岸沿いのカフェでコーヒーを楽しむ

マーケットを一通り散策した後は、海岸沿いの屋台でコーヒーを楽しむことにしました。バウバウはイスラム教徒が圧倒的に多い街で、アルコールを提供するお店はほとんどありません。そのため、ビールを楽しむ代わりに、地元のコーヒーを味わいながら、ゆっくりとした時間を過ごすことにしました。

海岸沿いに並ぶ屋台はどれも小さなカフェのような雰囲気で、海風を感じながらリラックスできる場所です。夜の海は静かで、遠くにはいくつかの船の明かりが揺れており、その光景が心を落ち着かせてくれます。コーヒーを一口飲みながら、静かな海の風景を眺めていると、バウバウの穏やかな夜の雰囲気に包まれているような気分になりました。

インドネシアのコーヒーは濃厚で香り高く、ビールとはまた違ったリラックス効果があります。地元の人々も集まってきて、ゆっくりと話しながらコーヒーを楽しんでいる姿が見られ、バウバウならではの平和な夜の過ごし方を感じることができました。たまにはアルコールなしで、静かな海風とともに楽しむコーヒータイムも良いものです。

バウバウでの夜は、都会の喧騒から離れた静けさと、地元の温かみを感じられるひと時でした。観光地としての賑わいは少ないですが、その分リラックスして過ごせるこの街の魅力に、少しずつ引き込まれている自分に気付きました。海風と共に楽しむコーヒーの時間は、バウバウの夜を締めくくる最高の瞬間となりました。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。