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ブトン島横断!ラサリムからバウバウ市内への100kmのドライブと島の風景

帰路で無事にブトン島に到着しました。船の欠航という予想外の出来事や蒸し暑い船内での時間を経て、次は空港までの長距離ドライブが待っています。それでも、南国特有の風景や人々との温かな触れ合いが、この帰り道を特別なものにしてくれました。

ラサリム港に到着

蒸し暑い船旅からようやく解放されました。

次はバウバウ市内まで約100kmの長距離ドライブが待っています。所要時間は約2時間半と聞き、少し気が重く感じていましたが、事前にチャーターしていたタクシーに無事乗り込み、思いのほか快適なスタートとなりました。タクシーには、私たち以外に2名の乗客が乗り合わせており、合計4人での移動です。

100kmという距離を走るため、高額な移動費を予想していましたが、料金は1人20万ルピア(約1900円)というリーズナブルな価格でした。これだけの距離をこの価格で移動できるのは、地元ならではのシステムの恩恵だと感じました。

ドライバーは、ラサリムからの移動はあまり頻繁ではないと話していましたが、今回は船の欠航があったための特別な対応でした。それでも、ブトン島内の道路は非常に整備されていて、舗装も良好なため、ほとんど揺れを感じずスムーズに進むことができました。信号もほとんどなく、車の交通量も少ないため、ノンストップでの移動は非常に快適でした。

道中では、海沿いの道を通り、澄んだ青い海が目の前に広がります。南国特有の穏やかな風景が続き、車窓からの景色は飽きることがありませんでした。車は、海岸線沿いを走り、小さな漁村や手つかずの自然が広がる風景を目にするたび、日常の喧騒から解放されていくような感覚を覚えました。まさに心が癒されるドライブでした。

カフェレストラン「Taliwang」でリフレッシュ

2時間半のドライブを経て、ようやくバウバウ市内に到着。正午を少し過ぎた頃で、他の乗客2名が降り、私たちも休憩を取ることにしました。ドライバーが「空港にはレストランやカフェがないので、事前に食事を取った方がいい」とアドバイスしてくれたため、市内のカフェレストランで食事をすることに。ドライバーにおすすめされたのが「Taliwang」という地元でも評判のオシャレなカフェレストランです。

「Taliwang」はバウバウ市内の中心にありながらも、静かで落ち着いた雰囲気がありました。外観や内装も洗練されていて、旅の疲れを癒すには最高の場所でした。涼しい空調が効いた奥の部屋でゆっくりと過ごすことができ、蒸し暑い船内で過ごした体をクールダウンさせることができました。船内や車内での暑さに疲れきっていた私たちには、この涼しい空気がまさに天国のように感じました。

ここでは、地元の名物料理「アヤムゴレン(揚げ鶏)」と「ミーゴレン(炒め麺)」を注文。

アヤムゴレンは、皮がパリッと揚げられていて、中はジューシーな鶏肉の旨味が広がります。塩加減も絶妙で、シンプルながらも深い味わいでした。ミーゴレンは、甘辛いソースが絡んだ麺に具材のバランスが良く、香ばしい味が楽しめました。この料理で体力が回復し、心身ともにリフレッシュできました。

食事中には、南国特有のスコールが降り始めましたが、カフェの涼しい空間にいたおかげで濡れずに済みました。大きな窓から雨の降る様子を眺めていると、南国の天気が持つ独特のリズムを感じました。雨が止むまでの2時間、私たちはカフェでゆっくりと過ごし、旅の疲れをしっかりと癒しました。

バウバウ空港への到着

カフェでの休憩を十分に楽しんだ後、ついにバウバウ空港へ向かいました。バウバウ市内から空港まではそれほど遠くありませんが、周囲には大きな施設や商業エリアはなく、静かな風景が広がっていました。バウバウ空港は小規模な空港で、周りには豊かな緑と広い空が広がっており、落ち着いた雰囲気に包まれています。

空港内はコンパクトながらも必要な設備が整っており、チェックインと荷物検査もスムーズに進みました。

レストランやカフェがほとんどないため、休憩しておいて正解だったと感じました。今度こそ予定通りに飛行機が出発できるかどうか、しばらく待合所で過ごすことになりました。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。