ベベック・ブンギル(Bebek Bengil)はバリ島で人気のレストランで、アヒルの唐揚げが有名です。1990年にバリ島のウブドで誕生したアヒルレストランです。
ベベックは「アヒル」の事を指し、ブンギルは、バリ語で「汚い」の意味ですので、汚いアヒルという自虐手的な店名にもかかわらず、お店の雰囲気は高級店で、店内はとても広くバリの雰囲気たっぷりです。自然に囲まれたプライベートな離れ小屋でリラックスして食事を楽しむことができます。
レストランの名前の由来は、ある雨の降った日の朝、レストランの建設が完了に近づいたときに、隣接する田んぼからの濡れた泥だらけのアヒルの群れが施設に押し寄せ、床とテーブルを横切って、歩き回り、いたるところに泥だらけの足跡を残したそうです。
汚れたアヒルがレストランの最初のお客であったため、アヒルに変装して開店を祝福していると気付き、ベベック・ブンギル=汚いアヒルを店名にして、汚いアヒル料理のキャッチフレーズで人気となったそうです。
今回は、ヌサドゥアエリアのベベック・ブンギルをご紹介します。
同店のおススメはずばりバリ風クリスピーダックの「Bebek Bengil」。
店名にもなっている「Bebek(アヒル)」を使ってスパイスをたっぷり使って揚げた『クリスピーダック』は、是非味わっておきたいです。
バリのスパイスをブレンドしてしっかり味をしみこませたアヒルの肉を煮て臭いを取り除きます。煮た後に、高温の油ですばやく揚げています。骨が食べられるまでカリカリに揚げ、バリ島特製サンバルソースを付けて頂く逸品です。
アヒルは名前どおり、カリカリ状態です。地元で飼育されているアヒルのみを使用しスパイス食材は昔ながらのレシピで再現されています。
屋外のさわやかな海風を感じながらの食事は、時のながれをゆったりと感じさせてくれました。