中央統計局（BPS）の最新の報告によると、ジャカルタ特別州はインドネシアで最も生活費が高い都市として挙げられています。2022年の平均家計消費は月額約14.88万ルピアに達しており、2018年と比較しても顕著な上昇が見られます。この変化は、市民の日常生活に大きな影響を与えています。調査では、食料品および非食料品に対する月間消費を含め、24万世帯が調査対象となりました。
ジャカルタに隣接するブカシ市もまた、平均世帯生活費が月約14.33万ルピアと高く、ジャカルタに次いで2番目に高い都市です。スラバヤ、デポック、マカッサルなど他の主要都市も、生活費の高さで注目されています。
マカッサル市では、2022年の平均家計消費が月額約11.5万ルピアに達し、国内の他の多くの都市と比較しても高い水準にあります。特に住宅、食料品、交通費などの日常的な支出における影響が顕著です。マカッサル市に住む市民は、最近の物価上昇を日常生活において明確に感じています。特に食料品や基本的な生活必需品の価格が上昇しており、家計へのプレッシャーが増加しています。生鮮品を除く加工品や生活物資はほとんどがジャワ島から船で輸送されてくるので、スラウェシ島マカッサルまでの物流費が加算されてモノの値段が高くなります。また、マカッサル市は商業の街で富裕層も多く存在するので、他の地方都市に比べても家計消費が高くなる傾向があります。
生活費の上昇は、家計に大きな負担をかけ、日常生活の質に影響を与えています。特に低収入層にとっては、この上昇は深刻な問題です。節約や予算管理などの個人的な対策を講じ、不要な支出を減らし、必要なものに資金を優先的に割り当てることが重要となっています。
インドネシアの都市部での生活費の上昇は、生活の難しさを反映しています。特にマカッサル市のような都市は、物価の上昇が日常生活のあらゆる面に影響を及ぼしており、市民にとっては大きな課題です。政府や関連機関は、市民の生活費の上昇に対処するための実用的な対策を講じることが求められています。