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パンダとの特別なひととき!タマン・サファリのパンダ宮殿を訪れて

ジャイアントパンダに会えるという特別な体験ができる場所、それがタマン・サファリ・ボゴールです。動物たちとのふれあいを楽しんだ後、訪問者が見逃せないスポットが、このパンダ展示エリア。中国からやってきた2頭のパンダ「チャイタオ」と「フーチュン」は、インドネシアで初めて公開されたジャイアントパンダとして、多くの人々に愛されています。

今回、私はこのタマン・サファリでパンダに会うため、特別バスに乗って「パンダ宮殿」と呼ばれる豪華な展示エリアへ。普段、なかなか見ることができないパンダの姿に興奮しながら、インドネシアならではの環境で過ごす彼らの様子を目の当たりにしました。

タマン・サファリでパンダに会いにいく

タマン・サファリで多くの動物たちを見た後、一つの特別な目標が残っていました。それは、ここにいるジャイアントパンダを見に行くこと。動物たちとのふれあいも十分に楽しめたのですが、やはりジャイアントパンダを見ないと帰れないという気持ちが強く、サファリパーク内のパンダ宮殿へと向かいました。

パンダの展示エリアは特別な場所にあり、一般エリアとは別にバスで移動する必要があります。この「パンダバス」に乗って、いざジャイアントパンダとの再会へ。週末には5,000人以上の来場者が訪れるという人気スポットだけあって、バスも満席状態。パンダを見られるというだけでこれだけの人を集めるのだから、その魅力の大きさを改めて感じます。

パンダ宮殿の豪華な設備と賑わう売店

パンダが展示されているエリアは、まるで宮殿のような豪華な建物に設けられています。ここまでパンダのために施設が整えられていることに驚きました。宮殿の入り口には、中国風のデザインが施され、まさにパンダが中国の国宝であることを象徴しています。

このパンダエリアでは、動物保護の意識を高めるだけでなく、商業的な要素も強く感じられます。入場口近くには、パンダグッズが並んだお土産コーナーや、ソフトクリームが売られている売店が並び、観光客で賑わっていました。パンダを見に行く途中に、つい立ち寄ってしまうほどの豊富な商品が揃っていて、商魂たくましいと言わざるを得ません。

実は、このパンダは中国政府からのレンタルで、年間30億ルピアもの賃貸契約を結んでいるという背景もあり、このような商業展開も納得です。これらの売店やグッズ販売が、施設の維持やパンダの保護活動にも一役買っているのだろうと思うと、自然と理解が深まりました。

ジャイアントパンダとのふれあい体験

いよいよパンダと対面する瞬間が訪れました。タマン・サファリ・ボゴールで飼育されているジャイアントパンダは、中国四川省からやってきた2頭のパンダ、雄の「チャイタオ」と雌の「フーチュン」です。2017年にインドネシアに到着し、それ以来このパンダ宮殿で多くの訪問者に愛されています。

驚いたのは、その活動的な姿。一般的に、パンダは寝ている姿を見ることが多いと言われていますが、この日はずっと動き回っていました。特に雄のチャイタオは、竹を食べたり、岩を登ったりと元気いっぱい。インドネシアの暑さが心配されるかもしれませんが、ボゴールの涼しい高地環境がパンダにとっても快適で、彼らが外で過ごす時間も長いようです。

カメラを手に、終始パンダの姿を追いかけ、素敵な写真をたくさん撮ることができました。特に、パンダが竹をかじる仕草や、リラックスして座っている姿は何とも言えない可愛さ。パンダの大きな瞳に見つめられると、その魅力にすっかり引き込まれてしまいます。

パンダ到着7周年を祝う

この訪問は、ちょうどタマン・サファリ・ボゴールでジャイアントパンダ到着7周年を祝うタイミングでした。ジャイアントパンダのチャイタオとフーチュンは、インドネシアと中国の友好関係の象徴でもあります。このパンダたちは、10年間の共同研究プログラムの一環として、中国からリースされ、インドネシアでの保護と研究が進められています。彼らは、中国政府が誇る国宝であり、その保護活動に関わることはインドネシアにとっても重要な意味を持っています。

パンダ展示エリアの魅力と学び

パンダ宮殿は、ただの展示エリアではなく、ジャイアントパンダが本来暮らしていた中国・四川省の環境を再現する工夫がされています。高地の涼しい気候と自然に近い植栽が施され、パンダがリラックスして過ごせる空間が広がっています。竹や草木が豊富に植えられたエリアで、パンダがのびのびと過ごす姿を見ると、ここが彼らにとっても快適な場所であることがわかります。

また、展示エリア内には、パンダの保護活動や繁殖に関する情報が掲示されており、訪問者はパンダの生態について学ぶことができます。このような取り組みを通じて、環境保護や動物保護の意識を高めることができ、タマン・サファリ全体が持つ教育的な価値を感じました。

タマン・サファリでは、ジャイアントパンダだけでなく、レッサーパンダや他の動物たちとも共生している展示エリアがあり、訪問者は多様な動物たちとのふれあいを楽しむことができます。こうした環境を提供することで、自然と人間、そして動物の共生を考えるきっかけを与えてくれる施設だと感じました。

タマン・サファリ・ボゴールのジャイアントパンダ展示エリアは、インドネシアで唯一の場所であり、特別な体験を提供してくれる貴重なスポットです。可愛らしいパンダたちとのふれあいだけでなく、動物保護や環境教育の側面も持ち合わせているこのエリアは、パンダの魅力に改めて感動し、彼らを保護し続けることの重要性を実感しました。タマン・サファリを訪れた際は、ぜひパンダ宮殿にも足を運び、彼らの可愛さと生態についてじっくりと学んでみてください。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。