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ケンダリから一番近いボコリ島へショートトリップ!市内からたったの30分で別世界へ

ケンダリの街歩きも、心を落ち着かせてくれるひとときですが、少し足を延ばすだけで、さらに心を解放してくれる場所があります。

それが、ケンダリ沖に浮かぶボコリ島(Pulau Bokori)。真っ白な砂浜と、透き通る海に囲まれたこの小さな島は、まさに“気軽に行ける楽園”と呼ぶにふさわしい場所です。

今回は、スイスベルホテル・ケンダリを出発し、GRABでボコリ村にある船着き場まで移動。そこからローカルボートに乗って、約10分のクルーズで島へ向かいました。

市内からわずか30分で体験できる、非日常の風景をご紹介します。

高規格道路で快適に、ボコリ村の船着き場へ

ホテルのロビーを出てGRABを呼び、目的地を「Pelabuhan Penyeberangan Bokori(ボコリ島渡船所)」に設定します。

この船着き場は、ケンダリ市内の東側に位置する**ボコリ村(Desa Bokori)**にあります。

以前は舗装の状態があまりよくなく、やや揺れる道を進む必要がありましたが、現在では高速道路のような高規格な4車線の舗装道路が整備され、より快適でスムーズな移動が可能になっています。

市街地を抜けると、道の両側には広々としたパーム畑や農地が広がり、ところどころに水牛の姿も。

30分ほどのドライブですが、景色の移り変わりを眺めながら進むことで、すでに小さな旅が始まっているような気分になります。

やがて、道路沿いに案内板が現れ、木造の屋根付き小屋と小さな売店が見えてきました。

「こんなところから本当に島へ行けるの?」と思わず不安になるような、素朴な雰囲気の船着き場です。

船に乗り込んで10分のクルーズ

船着き場では、ローカルのおじさんたちがのんびりと腰を下ろしてくつろいでいました。

「ボコリ島?」と声をかけると、「すぐ出るよ」と笑顔で案内してくれます。

乗り込んだのは、定員10人ほどの木製ボートですが貸し切りで、エンジン音を響かせながら、ゆっくりと海に向かって進み始めました。

空には白い雲がゆったりと流れ、周囲は静かな海が広がります。風は穏やかで、波もほとんど立たず、まるで湖のように滑らかな水面。透明度も高く、浅瀬では海底まではっきりと見えるほどです。

数分もすると、目の前に白い砂浜と青い海に囲まれたボコリ島が姿を現します。

岸辺に伸びる白砂、風にそよぐヤシの木々――たった10分の船旅なのに、すでに日常とは別世界に来たような感覚になります。

ボコリに到着

島に上陸すると、目の前にはサラサラとした白砂と、背の高い椰子の木が点在する穏やかなビーチが広がっていました。

この日は休日ということもあり、地元の家族連れがピクニックを楽しんでいたり、若者たちが浅瀬で写真を撮ったり泳いだりして、思い思いの時間を過ごしていました。

混雑しているわけではなく、ちょうどいい賑わい。観光客というよりは、地元の人々が憩う“身近な楽園”といった印象です。

海を眺めながら過ごす、「何もしない贅沢」

ビーチに腰を下ろし、靴を脱いで波打ち際に足を浸すと、海水のひんやりとした感触と、足裏に伝わる砂のやわらかさがとても心地よく感じられます。

頭上ではヤシの葉が風に揺れ、遠くには小さな漁船が静かに浮かんでいます。

時間の流れがゆっくりと感じられる、そんな穏やかなひととき。

ここでは、何かを“する”ためではなく、何もしない時間を“味わう”ことこそが、最大の贅沢。

ただ海を見て、風を感じて、ぼーっとするだけで、心の底から癒されるのを実感できます。

観光地ではありますが、混雑とは無縁のこの場所は、静かな時間を求める人にぴったり。

簡易的な売店もあり、冷たいジュースやカップ麺など、ちょっとした軽食も気軽に楽しめます。

手作り感のある島の雰囲気は、どこか懐かしく、あたたかさを感じさせてくれます。

島をぐるりと歩いてみます

次回は、ボコリ島のビーチを歩きながら、島の端から端までをめぐる様子をご紹介します。

サンゴ礁の海、風に揺れる草原、ひとけのない入り江。

観光パンフレットには載っていない、素朴で美しいボコリ島の“素顔”をお届けします。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。