【インドネシア】日本入国緩和も中国製ワクチンでインドネシアから訪日困難!
日本入国に関して9月7日から入国者上限緩和や日本政府指定のワクチン3回接種で事前のPCR検査が免除となりましたが、インドネシアで接種が奨励されている中国製のワクチンは対象外となり、依然としてPCR検査を受診する必要があり日本への往来は困難な状態が続いています。
7日から規制緩和
日本政府は、9月7日午前0時から水際対策を緩和しました。政府が指定する新型コロナワクチンの3回接種済を条件に、入国時に必要であった、現地出国前72時間以内のPCR検査の陰性証明書が必要ではなくなりました。1日あたりの入国者上限も2万人から5万人に引き上げられて、添乗員がいないパッケージツアーでの外国人観光客の入国も可能となりました。
中国製ワクチンが障壁
インドネシアでは2021年1月のワクチン接種開始以降、中国製のワクチン(シノバック・シノファーム)での1~2回目の接種が積極的に奨励されていて、インドネシアの国民のほとんどが中国製のワクチンを接種済となっています。今回日本入国の際のPCR検査免除のワクチン3回接種にはこの中国製ワクチンが対象外となったことで、引き続き事前のPCR検査を受診する必要が生じてしまいました。新型コロナワクチンが出回った当初インドネシアの日本人駐在も多くが中国製のワクチンを打っており、今回の水際対策緩和の対象外となってしまいました。
円安を追い風にできない
目下、円安ドル高が急激に進行していて、9月7日時点で1米ドルが144円台となっています。同時に円安ルピア高になっていて、1円が103.5ルピアになりました。ここまでのルピア高は14年振りでとなっているのです。インドネシアの富裕層にとっては日本への旅行が追い風になって、インドネシアからの観光客増加で日本へのインバウンド需要が高まりを期待したいところですが、中国製ワクチン問題や、航空運賃が高いことなどから観光回復まではもう少し時間がかかりそうです。
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