海外ビジネスで成功する企業には共通点があります。すでに海外ビジネスで大きな成功を収めている5つの条件をまとめました。海外進出を視野に入れて準備をしている方の参考になればと思います。
ローカライズとは、日本で成功した事例を海外でそのまま販売するのではなく、海外の歴史文化的、商習慣、地域性など現地に沿って変化できる事です。ニーズ、宗教、地域性、言語、価値観、嗜好性などの違いを、直接現地に聞くことによって現地向けに対応できると成功確率があがります。
ニッチである、つまり強力な競合がいないということです。自社の強みが最大限生きるマーケットがある、さらに大手企業にとって市場規模が小さすぎる。こういった状況になると、競合は同じ中小企業となります。大手が参入してこなければ、資本力ではなく、商品の良さで勝負する事ができます。
トラブルが少ない、つまり、納品時や納品後に手間がかかり、トラブルが多発すると、どんどん利益が削られていきます。日本国内ならばなんとか対応できても、海外ではそうはいきません。資本や人材も限られているので、販売後のフォローに対して、最小限のコストで対応できるようにしておく事が、重要な要素となります。
自社のみで海外展開していくのは非常に難しいです。海外の国や市場を良く知る現地パートナーの強力が必要です。良い現地パートナーに出会う事で、関係性をあげて良い関係を築く事で成功の道でと繋げていきます。
「社内で打ち合わせをするのでその回答を待ってください」というスピード感は海外では考えられません。マネジャークラスの立場でありながら、会議をしなければ判断できないことは、海外であれば、自分の責任で判断できないダメなマネジャーという評価になります。
グローバルで戦う視点を持ち、海外案件ではスピーディーな決断と行動が必要です。
しっかりと情報収集して綿密な戦略を練ったとしても、実際に事業を始めてみないと分からないこともたくさんあります。事業を始める前に手に入る情報は、ほんの一部ですので、現地のリアルな情報が把握できて今のままの戦略では上手くいかない、と分かったら、素早く戦略を修正していく事が必要です。