インドネシアビジネス訪問可能に
インドネシア訪問できるビザに関して新たな発表がありました。
10月12日にマカッサル領事事務所から入ったメールより。
● 10月1日、インドネシア法務人権省は、「新しい日常への適応期における査証及び滞在許可に関する大臣令2020年第26号」により、特定の目的のためにインドネシアを訪問する外国人に対する査証及び滞在許可の発給を一部再開しました。これにより、ビジネス関係者を中心に査証発給が一部再開され、有効な査証および滞在許可を所持する外国人がインドネシアに入国できるようになります。
2 「新しい日常への適応期における査証及び滞在許可に関する法務人権大臣令(2020年第26号)」の概要は以下のとおりです。 (1)対象となる査証・滞在許可の種類等 有効な査証および/または滞在許可を所持している外国人は、保健プロトコルを満たした上で、入国審査を受けて入国できる。 ア ここでいう査証および滞在許可とは、以下のとおり。 a.公用査証 b.外交査証 c.訪問査証 d.一時滞在査証 e.公用滞在許可 f.外交滞在許可 g.一時滞在許可(ITAS)および h.定住許可(ITAP)
(3)訪問査証と一時滞在査証 ア 訪問査証は一次であり、以下の訪問目的のために発給される。 a.緊急および急を要する業務を行うため b.商談を行うため c.物品購入のため d.外国人労働者候補の能力審査のため e.医療および食料支援従事者 f.インドネシア国内にある輸送・交通機関に乗務するため
シングルビザで入国できます
東京のインドネシア大使館HPにはまだその旨記載されていませんが、MKSイミグレに再確認しています。
シングルビザには2タイプあります。B211AとB211Bです。
B211Aは商談可、工場訪問不可
B211Bは商談可、工場訪問可
ただこの違いだけです。
B211AとB211Bのビザ申請必要書類
- パスポート(原本)/インドネシア到着時、残存期間が6ヶ月以上/査証欄空白ページが3ページ以上必要
- パスポートのコピー(データ面/A4)
- ビザ申請書(主にエージェントが作成)
- 証明写真1枚/カラー/横3.0㎝x縦4.0㎝(3ヶ月以内に撮影)
- 招聘状(インビテ-ションレター)/インドネシアの会社が発行/英文/原本(PDF可)
- *宛先が日本の会社になっていること。レターヘッドのある用紙を使用。社判・社印の押印、責任者(発行者)の役職と氏名の記載、署名が必須
- 推薦状(レコメンデーションレター)/日本の会社が発行/英文/原本(PDF・コピー不可)
- *レターヘッドのある用紙を使用。社判・社印の押印、責任者(発行者)の役職と氏名の記載、署名が必須
- 英文経歴書(パーソナルヒストリー)/原本(PDF・コピー不可)
- 往復航空券のコピー(e-ticketの控え)
- B211AはTelex Visa(インドネシアイミグレが発行する査証発給許可書)が要りませんが、工場訪問できるB211BはTelexが必要です。
マルチが有効であれば入国可能
私は、今年2月に取得してまだ1回しか使用していない来年まで有効のマルチビザをもっています。マカッサルの入国管理局にも再度確かめました。
10月1日発令の大臣令2020年第26号にも記載されています。
ビザについてですが、念のため在マカッサル領事事務所へも確認しました。
領事事務所からもMKSイミグレへ確認してくださり、以下の回答をいただきました。
当地入管に確認したところ、有効なマルチビザとその他必要書類を所持していれば入国は可能であり、新規のビザは不要との回答でしたが、念のため、東京のインドネシア大使館にも直接確認していただいた方がよろしいかと思います。
在マカッサル領事事務所
また、ビザ以外に入国の際に必要となる「健康証明書」等の書類の詳細については、航空会社にご確認いただくとともに、以下の日本大使館のQ&Aもご参照ください。
https://www.id.emb-japan.go.jp/info20_20j_nyukokuFAQ.html
ビジネス客で経済を立て直す
9月30日以降に観光客を順次開放していく方針を転換して、再度入国を厳しくしていましたが、10月1日発行の大臣令を12日になって領事館に発信している事を考えると、インドネシア入国管理局も大分混乱していることも予想できます。
規制と緩和を繰り替えしながらの、ビジネス解禁となりそうです。
観光でのインドネシア入国については、まだ認められていませんので、今後の発表を待つ必要がありますが、経済を優先してから徐々に観光についても解禁の方向でいくと思われます。