インドネシア政府は、外国人観光客をジャカルタ・スカルノハッタ空港からも入国ができるようになりました。これで、バリ島・バタム島・ビンタン島の3空港と合わせて4つの空港から観光客が入国できることになりました。少しずつですがインドネシアの扉が開きつつあります。
2月3日に成田からバリ島への直行便の運行が再開され日本人が直接バリ島へ観光でいけるようになりました。2月は毎週木曜日の週1回の運行が予定され観光客も徐々に増加していくものと考えられます。同じく、シンガポールに近いバタム島・ビンタン島への訪問も解禁され、日本からの直行便はないものの門戸は開かれています。
そんな中、ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港がなぜか、いままでビジネスでは入国可能でしたが観光客の入国ができませんでした。これがようやく2月7日に改正され、観光目的での入国も可能となりました。
日本からJALやANAがほぼ毎日、ガルーダ・インドネシアが週2便運行されていますので選択肢が多くスケジュールに悩まないところが良いですね。
スカルノハッタ国際空港が観光目的での入国が可能とはなりましたが、入国するためには観光ビザB211A(シングルビザ)を取得する必要があります。ビザの取得はオンラインで可能ですが、ビザエージェントを介して発行されるため2週間ほどの時間と費用がかかります。さらに、出国前2×24時間以内のPCR陰性証明書発行、4泊5日の隔離ホテルの予約、さらに新型コロナ用の旅行保険の加入など、まだまだハードルは高いといえます。
今回のジャカルタ空港での観光客受入再開は歓迎すべきとは思いますが、観光ビザを取得して隔離覚悟で渡航できる人は、1ヶ月以上滞在する長期滞在者向けであり、日本人のような長期休暇がなかなか取れない状況では、以前のような到着ビザやビザなし渡航ができるのと隔離が短くもしくはなくならない限りは以前のような観光客が押し寄せるような感じにはならないでしょう。まだまだ時間がかかりそうです。