ジャカルタでの滞在を終え、久しぶりにバティックエアのビジネスクラスを利用してマカッサルへ移動することになり、スカルノハッタ空港に向かいました。夕方18時30分発のID6142便を待つ間、ビジネスクラス搭乗者向けに提供されているバティックエアの専用ラウンジを利用してみることにしましたが、食事の内容や利便性について知りたく、併せてブルースカイラウンジも訪れてみました。これらのラウンジは、それぞれ異なる魅力があり、どちらがより快適な空港での過ごし方に適しているかをじっくりと比較してみました。
バティックエアのビジネスクラスラウンジは、スカルノハッタ空港のターミナル2、2Fエリアに位置していますが、搭乗ゲートからやや離れた場所にあり、案内表示を確認しながら進まないと見つけにくい場所にあります。
このラウンジの特徴は、まず何よりもその静けさです。ラウンジ内は、広めのソファがゆったりと配置され、シンプルな内装が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
到着した際には他の利用者はほとんどおらず、まさに「貸し切り」状態で、心地よい静寂の中でくつろぐことができました。外の喧騒を避け、リラックスしてフライト前の時間を過ごしたい方には理想的な環境です。
しかし、食事面ではやや期待外れで、軽食やスナック類の品揃えは非常に限られていました。
飲み物は水やコーヒーマシン、紅茶が用意されていますが、温かい料理や軽食といったメニューはほとんどなく、食事をとる目的でのラウンジ利用には不向きと言えるでしょう。
静かな空間で待機できる点や、窓から見える滑走路の景色は魅力的ですが、長時間待機や食事を楽しむには物足りなさを感じました。また、搭乗口までの距離がややあるため、移動の手間が少し気になる方には他のラウンジも検討する価値がありそうです。
続いて訪れたブルースカイラウンジは、同じくターミナル2内にあり、こちらはバティックエアのラウンジとは対照的に、豊富な食事メニューが揃った充実のラウンジです。
ブルースカイラウンジには、スープやパスタ、ナシゴレン(インドネシア風炒飯)など温かい料理が揃っており、さらにサラダバーやデザートも充実していて、様々な料理を好きなだけ楽しめるのが特徴です。
軽食からしっかりとした食事、デザートまで対応しているため、空港で食事をしっかりと楽しみたい方にはぴったりのラウンジです。
このラウンジはプライオリティ・パスも利用可能です。利用には17万ルピア支払いで有料利用も可能です。
ラウンジのデザインやインテリアも洗練されており、広々とした空間でリラックスできる環境が整っています。
また食事を楽しんだ後、コーヒーを飲みながらゆったりとした座席でリラックスしながら搭乗時間を待つことができ、特に食事面の充実度や利便性においてバティックエアのラウンジと比べて満足度の高いラウンジです。ただ、利用客が多いので、そのぶん騒々しさはあります。
バティックエアとブルースカイラウンジの両方を利用してみて感じたのは、それぞれのラウンジが異なるニーズに応じた快適さを提供している点です。まず、バティックエアのビジネスクラスラウンジは、静かでほとんど人がいない環境のため、落ち着いてフライト前に休息したい方にとっては理想的な空間です。特に、混雑した空港の中でプライベートな空間を求める場合、ほとんど貸し切り状態で利用できるバティックエアのラウンジは非常に魅力的な選択肢と言えます。
一方で、食事やリフレッシュメントを楽しみたいならブルースカイラウンジが断然おすすめです。料理の種類も豊富で、インドネシア料理や多国籍なメニューが揃っているため、長時間のフライトに備えて充実した食事を取ることができます。さらに、プライオリティ・パスを持つ方は無料で利用できるため、便利さとコストパフォーマンスの点でも魅力的です。また、ラウンジ内のインテリアも洗練され、広々とした空間でゆったりと過ごせるため、リラックスして待ち時間を楽しみたい方にもぴったりです。
ジャカルタからマカッサルへのフライト前の待ち時間に、バティックエアとブルースカイラウンジの両方を利用したことで、それぞれのラウンジが提供する異なる価値を体感することができました。ジャカルタ滞在時には、旅の状況に応じて自分に合ったラウンジを選び、フライト前の時間を存分に楽しんでください。