旅のスタートは、マカッサルの空港から。初めてのジョグジャカルタ入りということで、クロンプロゴの新しい空港へ向けての興奮を隠せないまま、シティリンクQG788便に搭乗しました。機内からすばらしい夕刻の景色を堪能することができました。
マカッサル空港で、シティリンクQG788便に搭乗しました。エアバスA320-200の一番前のバルクヘッド席となりました。ジョグジャカルタまで約2時間のフライトを楽しみたいと思います。本当に自分が最後の搭乗となったようで、1Fの座席に座ったらすぐにドアが閉まりました。
前方座席はグリーンのヘッドカバーが掛けられていてる特別席になっているようです。隣の座席は誰も来なかったので空席となり足元だけでなく隣まで広く快適に移動できすのは有り難いです。
ちょうど空港ターミナルの屋根に太陽が沈みかけている時に出発となりました。飛行機が滑走路を加速していくと、ちょうど太陽が沈み始めるタイミングでした。
滑走路に差し掛かると、こんどは、太陽の光が飛行機の影をつくり影と競争です。
うまく太陽光線が飛行機の影に当たらないので、その独特の光景は一生の思い出になりました。
夕陽の光の中、山々やサンゴ礁の島々が一望できる景色は圧巻でした。
太陽が沈むタイミングに合わせて飛行機は西へと進んでいくので、長い時間日の入を楽しむことができます。まるで太陽を追いかけるような感覚になります。
時折現れる雲の間から夕陽が顔を出し、そのオレンジ色の光が空全体を染め上げていくさまは、まるで絵画のようでした。
マカッサルを出発してから1時間後にようやく太陽の沈む速度に負けてしまい、地平線の下に隠れてしまいました。ここからは、マジックアワーの時間で空がオレンジ色から濃い青、紫と変化していきます。すでにジャワ島上空まで移動していてすっかり暗くなってきました。
マカッサルを出発して1時間以上が経過すると、ジョグジャカルタ上空に大きな積乱雲が広がっていました。
約3時間前に、大雨と雷の影響で飛行機がなかなか空港に着陸できなかった理由がわかりました。雷がゴロゴロと鳴り、飛行機の窓からその光景を見ると、圧巻の一言。しかし、飛行機は巧みに雲の間をすり抜けて行くので、揺れることなく快適に飛行を続けることができました。ちょうどタイミングが良かったようです。
定刻通りにジョグジャカルタ国際空港に到着しました。新しい空港には新しい魅力が。市内からは少し離れていますが、空港の設備やサービスは最先端のようです。しかし、ゆっくりしている場合ではありません。市内までの空港電車の発車時刻が迫っていたので、急いでターミナルを移動することになりそうです。だが、そこで予想外のハプニングが…次回、「ジョグジャカルタ国際空港のサプライズ」と題して続きをお届けします。