一時帰国への乗り継ぎ!朝早いシティリンクでマカッサルからバリへ
インドネシアの待ちに待ったレバラン休暇を利用して、一時帰国の旅が始まりました。まず、朝一番の光が地平線に触れる前の静けさの中、バリ島へと向かうシティリンクの便に乗るため、夜明け前の3時に起床しました。サフール(断食前の食事)を告げる呼び声とサイレンが遠くで鳴り響き、その神聖な雰囲気の中で準備を始めます。家を出る時刻はまだ星が空に輝いており、周囲は静寂に包まれていました。
インドネシアの朝は早くから活動が始まるため、GRABを呼んでマカッサル空港へと向かいます。この時間でも迅速に対応してくれるライドシェアの便利さには、いつも助けられます。街を抜け、高速道路をスムーズに進むと、夜が徐々に明けてきました。4時ちょうどには、まだ眠りから覚めたばかりの空港に到着しました。
マカッサル空港の朝は、レバラン休暇を利用して故郷へと帰る人たちで溢れています。
私もその一人として、日本への一時帰国に向けて、バリ経由での長旅を始めるわけですが、今回は特に、日本からの荷物を持ち帰るため、大きなキャリーバッグを預けることから一連の手続きが始まりました。
搭乗手続きを済ませた後、朝のひんやりとした空気を感じながら制限エリアへと進みます。
通常ならば、ラウンジでリラックスする時間を楽しむのですが、残念ながら朝4時ではラウンジはまだ閉ざされており、搭乗ゲート近くのベンチで出発を待ちます。
前夜に友人たちと楽しんだブカプアサパーティでお腹を満たしていたため、空腹感はありませんでしたが、機内では断食時間に入っているため、控えめにパンを食べておきました。
シティリンクの機体への搭乗は、始まりの合図とともにバスでの移動から始まります。
機体は昨夜から準備されており、ライトに照らされてキラキラと輝いていました。
乗客たちは皆、帰省や旅のワクワクした気持ちでいっぱいで、そのエネルギーが搭乗ブリッジを渡る足取りにも表れています。
機内に入ると、シートに落ち着き定刻通りに離陸すると、機体はゆっくりと上昇し、マカッサルの街が小さくなっていきます。
窓の外を見ると目の前に広がるのは、朝日に照らされたオレンジ色がかった雲海で、その美しさには言葉を失いました。
飛行は極めて快適で、海上を飛びながらロンボク島の雄大な山々が見え、その後、ペニダ島を横切るとバリ島が目の前に現れました。
バリの空港に降り立った瞬間ちょうど日の出を迎えました。
一時帰国の旅は国際線乗り継ぎの新たなステージへと進みますが、この短い間にも、インドネシアの豊かな景色と文化に改めて心を動かされました。
この一時帰国の旅が始まる前段階として、マカッサルからバリへの移動は、ただの移動以上のものでした。それは新しい発見と再発見の連続であり、帰る場所への思いを新たにする時間でした。