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早朝便で快適な空の旅!シティリンクでマカッサルからジャカルタへ

シティリンクの早朝便、QG347便に搭乗し、まだ夜の帳が降りるマカッサルを出発。空は雲ひとつない暗闇に包まれていて、眼下に広がる景色は見えません。かろうじて視界に入るのは、時折海面を照らすイカ釣り船の小さな明かりだけです。飛行中、外の世界がどれだけ変化しているのかはわかりませんが、このような静寂の中での飛行はどこか非日常的で、いつもとは違う空の旅を感じさせます。

快適なバルクヘッド席

今回のフライトでは、広々としたバルクヘッド席を選びました。これまで何度も飛行機に乗ってきましたが、やはり足元が広いというのは、疲労感を軽減してくれる大きな利点です。座席を指定すると、ペットボトルの水がサービスされるのもシティリンクならではの心遣い。フライト中は、マカッサル空港で購入したロティオのコーヒーパンを食べつつ、しばしのリラックスタイムを楽しみました。香ばしいコーヒーの香りと絶妙な塩味がバターと相まって、機内食では味わえない美味しさです。

2時間という短いフライトではありますが、静かな機内の空気や暗闇に包まれた窓の外の景色が、どこか心を落ち着かせてくれます。いつの間にか、うとうとと居眠りをしながら時を過ごしていました。

夜明けのジャカルタへ降り立つ

飛行機が徐々に高度を下げ始めると、遠くの空がオレンジ色に染まり始めました。

ジャカルタに近づいていることを感じさせる夜明けのサインです。まだ真っ暗だった空が徐々に明るさを増し、オレンジ色のグラデーションが窓から広がる瞬間は、なんとも言えない美しさです。こうした夜明けの景色は、早朝便ならではの醍醐味でしょう。ジャカルタの街並みが徐々に見え始め、地平線の向こうに街の灯りと朝焼けが織りなす幻想的な風景が広がっていきます。

予定よりも約50分も早く午前5時40分にスカルノハッタ空港へ到着。早朝の空港はいつもとは違い、滑走路がオレンジ色に染まっていて、まるで映画のワンシーンのようです。こんな朝焼けに包まれた空港の光景を見る機会はめったにないので、心に刻まれる特別な時間でした。

ところが、今回のフライトは通常の国内線スポットではなく、ターミナル3の国際線スポットに到着しました。

ここで少し驚きましたが、後でフライトスケジュールを確認すると、この機材はこの後シンガポール行きの便に変更されることが判明。マカッサル発の機材がそのまま国際線に使われる運用になっていたため、早朝の出発時間が繰り上がった理由も理解できました。通常は国内線スポットに到着するはずですが、こうした予期せぬ展開もまた、旅の面白さの一つです。

国際線ターミナルからのバス移動

国際線スポットに到着したものの、当然ながら国内線の乗客がそのまま国際線ターミナルを利用することはできません。そのため、私たちはバスに乗って国内線ターミナルまで移動することになりました。

早朝のジャカルタ空港をゆっくりとバスで移動しながら、日が昇る時間帯の特有の穏やかな空気を楽しみます。バスの車窓から見えるスカルノハッタ空港の光景は、いつもと違い特別な雰囲気があります。

また、この移動中に偶然見かけたのが、朝6時10分発のANAの成田行きの便です。通常であれば見ることのないタイミングでの便を目にするのも、国際線スポットに到着したからこそ。この異なるルートを通ったことで、普段の旅では体験できないシーンを楽しむことができました。

朝一番の静かなスカルノハッタ空港

シティリンクQG347便は、ジャカルタに到着する国内線の中で最も早い便となります。まだスカルノハッタ空港には他の国内線が到着しておらず、到着ロビーはシティリンクの乗客だけ。いつもは多くの旅行者で賑わっているスカルノハッタ空港も、こんなに静かな状態だと別の場所に来たかのように感じます。

荷物受け取りエリアも閑散としていて、まるでプライベート空港のような気分です。国内線が到着する度に徐々に賑やかさを取り戻していくでしょうが、この静けさもまた早朝便ならではの醍醐味です。

スカイトレインで次の目的地へ

スカルノハッタ空港は広大な敷地を持っているため、ターミナル間の移動にはスカイトレインが非常に便利です。スカイトレインは無料で利用でき、ターミナル3から空港駅までスムーズに移動する手段として重宝されています。

幸いにも、空港に到着した時間が早かったため、5時58分発のスカイトレインの始発に乗ることができました。日の出とともに移動するこの時間帯は、オレンジ色の太陽が空を染める風景を楽しみながらの贅沢なひとときです。

移動中、私はインドネシア国鉄(KAI)のアプリを使って、空港列車のチケットを事前に購入。空港駅での乗り継ぎ時間は限られているため、アプリを使ってスムーズに購入しておくのが効率的です。6時12分発の始発列車に乗り遅れると、次の便は1時間後の7時12分発になるので、飛行機が予定より早く到着したおかげで、この便に乗ることができました。

空港列車でジャカルタ市内へ

空港駅に到着すると、まだ朝早い時間帯ということもあって、ほとんど乗客は見当たりません。

改札をスムーズに抜け、列車に乗り込んだ後も、先頭車両に移動できるほど空いていました。

まるで貸し切りのような状態でドアが閉まり、列車はジャカルタ市内に向けて動き出します。この列車はBNIシティ駅まで向かう便で、ジャカルタ市内への移動も快適です。

朝焼けに染まる窓の外を眺めながら、次なる目的地であるバンドンへの旅が本格的に始まろうとしています。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。