インドネシア国内を移動する際、LCC(格安航空会社)はコストを抑えるために魅力的な選択肢です。しかし、今回はシティリンクを利用した移動で、予期せぬ出費や座席の不便さに直面しました。日本から持ち込んだ大量の荷物、座席指定のミス、さらに出発遅延と、トラブルが重なる中でのフライトとなってしまいました。
今回、ジャカルタからマカッサルまでの移動にシティリンクを選んだ理由は、片道140万ルピア(約1万4千円)という安さでした。通常、日本から帰国便では荷物超過の優遇があるスカイチームのステータスを持っているガルーダインドネシア航空を選ぶことが多いのですが、今回は航空券の価格差に惹かれてLCCを利用することにしていました。
しかし、この選択が大きな誤算を招きました。日本から持ち込んだ荷物が35kgと、シティリンクの無料手荷物許容量である20kgを大幅に超過していたのです。チェックインカウンターで荷物を預けた際、超過分15kgに対して157万ルピア(約1万5千円)の追加料金を請求され、驚きのあまり耳を疑いました。結局、航空券代を含めた合計費用はガルーダインドネシア航空の運賃を上回り、「安さ」が逆に高くつく結果となりました。
シティリンクの超過手荷物料金は、公式サイトにも記載されている通り、ジャカルターマカッサル間で1kgあたり105,000ルピア。これを事前に確認していれば、LCC利用のメリットが少ないことに気づけたかもしれません。
さらに追い打ちをかけたのが、座席指定を忘れていたことです。シティリンクでは座席指定が有料で、指定しない場合はランダムに割り振られます。今回は2Eという真ん中席にアサインされ、カウンターで変更をお願いしましたが、満席のため変更は叶いませんでした。真ん中席は、窓側や通路側と比べて隣の人との距離が近く、身動きが取りづらいため、2時間以上のフライトでは特に疲れが溜まります。追加料金を払ってでも窓側の座席指定をしておくべきだったと強く実感しました。この経験を通じて、次回は少しの出費で快適な座席を確保することを忘れないよう心に誓いました。
搭乗口はターミナル3の28番ゲート。スカルノハッタ空港の端に位置するこのゲートは、出発ロビーから歩いて20分以上かかる距離にあり、到達するだけでひと苦労。さらに、フライトが1時間遅延していたため、余計な待ち時間が発生しました。
待ち時間を有効活用するため、近くのカフェでコーヒーを飲みながら気分転換を試みましたが、遅延によるストレスは拭いきれず。LCC利用時は遅延が発生することが珍しくないため、事前に余裕を持ったスケジュールを組む重要性を再確認しました。
搭乗開始がアナウンスされ、ついにマカッサルへのフライトがスタート。
真ん中席でのフライトはやはり窮屈でしたが、音楽を聞いて目を閉じながら移動していきました。今回のシティリンクでのフライトは、思いがけないトラブルが重なったものの、ジャカルタからマカッサルへの旅は、再びインドネシアでの挑戦が始まる第一歩。これからの日々に向けて新たな目標に向かって進んでいきます。