出張で南東スラウェシ州ケンダリまでシティリンクで移動することになりました。今回はシティリンク搭乗記となります。あっという間のフライトですが、ケンダリ到着後にタクシー呼び込みに囲まれてしまいうんざりしてしまいます。
マカッサル空港で18時に搭乗開始となりました。
17時55分発ですので、30分ほど遅れて出発の予定となります。夕方出発の便で30分遅れであれば、定刻のようなものです。早速エアバスA320‐200の機体に乗り込むことにします。
座席は11Aとなりました。
同行スタッフが12Aと非常口席に当たったので交換するかと言われましたが、マカッサルからケンダリまでの飛行時間は短いフライトのため座席交換なしで行くことにしました。
沖止めでなくボーディングブリッジでの搭乗であったため15分ほどで全ての乗客の搭乗が完了しあっという間に出発となりました。すっかり日が暮れていて暗くなってきました。
マカッサルを出発すると東に進路を向けて飛行していきます。マカッサルの東側には山が連なっているため上昇を続けながら山を抜けていきます。10分ほどで南スラウェシ州のマカッサルの対岸にあたるシンジャイの街を抜けると海になります。15分ほど上昇したあとシートベルトのサインが消えますが、5分もしないうちに下降を始めます。
南東スラウェシの街の明かりが見えてきます。10分下降した後は再度シートベルトサインが点灯して着陸準備となります。マカッサルから30分でケンダリ上空まで到達しました。
マカッサルとケンダリ間の距離が370Kmなのであっという間です。ケンダリの空港に入る進路の前にも山があるので、高度をすぐに下げられないのかケンダリ空港の真上を一旦通り過ぎる形でケンダリの街を過ぎ海上で大きくUターンしてから着陸していきます。
夜ですと真っ暗闇から急にケンダリの街の明かりが飛び込んできます。定刻の30分遅れの19時20分過ぎに着陸となりました。
シティリンクのQG332便は、ケンダリ到着後は本日最後の運航でそのまま翌日の朝まで駐機し早朝7時発のマカッサル行きになるようです。
初めてケンダリ空港に到着となったのですが、この便が最終便らしく搭乗口は誰もいない状態でした。
比較的新しい空港でとてもきれいで気持ちの良い感じで出口に向かっていきました。
ケンダリ空港の到着出口を過ぎると、多くの人で賑わっていました。
ピックアップなどの人がいる光景自体はインドネシアでは珍しくもないのですが、ケンダリは違っていました。ほとんどの人がタクシーの呼び込みの人々でした。何人もの人にタクシー、タクシーとしつこく言われると、初めてケンダリの地に降り立っていい感じでしたが一気に冷めます。今回の便が最終便であり、乗客もそんなにいなかったためタクシーの人も必死なのでしょう。ケンダリ空港からケンダリの街までは40分ほどかかりほとんどの人が街に行くため、タクシー代も片道150,000ルピアが相場の様です。周りを見渡してもメータータクシーやGRABなどオンラインタクシーも使えないようなので、呼び込みのタクシーを使わざるえない状況になりました。最終的に何十人にも囲まれてしまったため、一人の若者を捕まえて空港から10分ほどの近いホテルなので80,000ルピアで交渉成立となり、タクシー呼び込みの人たちから逃れることができました。
インドネシアの地方都市も色々行っていますがこんなにもタクシー呼び込みに囲まれることは今までありませんでした。収入源として我々出張者や観光客を目当てにしているとはいえ、強引すぎるのも考えものです。
なんとか、ケンダリに到着しましたのでまずはホテルでゆっくりしたいと思います。