シティリンクは、2001年7月に設立した比較的新しい航空会社です。
国営ガルーダインドネシア航空の低価格ブランドとして設立されましたLCC航空会社です。
緑のカラーデザインを含む航空会社のブランド全体の見直しが行われ、経済的な飛行機として世界中で愛用されているエアバスA320-200 を確保して、インドネシアの主要都市間での低コストキャリアとして拡大してきました。
SKYTRAX社のベストLCCエアラインに選出されています。
SKYTRAX
シティリンクの特徴として、A320-200の座席配置はエコノミーのみの180席で構成されています。グリーンゾーンシートとして、前列5列と非常口の座席は緑の座席と呼ばれ、予約する際に、若干の追加料金を支払う事で予約できる様になっています。飛行機到着後早く降りたい人や、最前列や非常口席の足元が広い座席を予約する事ができます。グリーン・ゾーンに座った乗客には、スナックと水が無料で配られます。
シティリンクはLCCと言っても、預け荷物は20Kgと手荷物7Kgまでは機内持ち込み可能なので、使い勝手は良いです。
インドネシア国内で一番利用客が多い、ジャカルタ→スラバヤ間の価格設定を調査しました。
インドネシア旅行予約サイトであるトラベロカ(Traveloka)で調査したところ料金差はどのようになっているのでしょうか。
シティリンクとバティックエアがほぼ同じ価格帯です。同じエアバスA320ですが、バティックは、フルキャリアを謳っていますので、シートピッチがガルーダと同じく広く設定しています。
ライオンエアは運賃が一番安いのですが、預け荷物代が別途料金になります。例えば、20Kg 荷物料金は555000RP(4112円)となりますので20Kg近い荷物がある時は、シティリンクか、バティックエアの方が安くなる、逆転減少が起きます。
インドネシアで同じ路線で複数の飛行機会社が飛んでいる場合は、荷物もなくとにかく安く移動したい場合は、ライオンエア。ライオンエアは午後以降のフライトは遅延がものすごく多いので、時間に余裕がない時などは気をつけましょう。
2019年定時運行率95.01%で世界一になったガルーダインドネシアは、一番料金が高いですが、安心安全なのでビジネスには最適ですね。ガルーダ(スカイチーム)のマイルも貯まりますし、空港のラウンジサービスや上級会員向けのサービスなども定評あり、さすがSKYTRAX社のファイブスターエアラインです。
その中間で、シティリンクとバティックエアですが、バティックエアはライオングループなので、安心感を言うとインドネシア国営ガルーダインドネシアの子会社のシティリンクかという感じです。ちなみにシティリンクは、少しですがガルーダマイルが貯まります。
緑の機体で、比較的新しいエアバスA320です。
前方のグリーンゾーンシートに座りました。
足元はやはり、ちょっと狭いです。LCCなので仕方ありません。
内装はキレイです。
2019年末に最新のA330-900neo航空機を導入した後、2020年5月にシティリンクがジャカルタと東京成田への長距離路線を開設するというニュースがでました。
スケジュールも毎日運行で計画されました。
しかし、コロナウイルスの状況が治まっていない中でいまだに開設されていません。
しかし、シティリンクはジャカルタから東京へのルートでは、ANA、JAL、ガルーダインドネシアなどの競合他社よりも大幅に安い価格を提供できると、ある程度需要もありそうです。
シティリンクは2020年7月から国内線のジャカルタ・スカルノハッタ空港のターミナルが2から3へと変更となり、日本からの国際線利用者にとっては乗り継ぎを含め便利になりそうです。
今後シティリンクが開設予定の国際線もターミナル3を使用するらしいので、ガルーダとシティリンクの使い分けもできそうです。
シティリンクは旺盛なインドネシア航空需要に応えるために、年々便数を伸ばしてきました。最近緑の機体を多く見かける様になりました。次回インドネシアでの移動に利用を検討してみてはいかがでしょうか。