インドネシアの数字表記を良くみると、桁数を表すのがピリオドで、小数点以下がカンマと日本と逆で使用されます。慣れないとちょっと癖があるのですが、理解しておくと便利でしょう。
公式なインドネシアの数字表記はカンマと小数点が逆になります。
例えば
1,000,000(百万)を
インドネシア表記にすると
1.000.000となります。
小数点まで入れると
1.000.000,00
つまり、「.」は数字のカンマを意味しており、
「,」は小数点を意味します。
ただ、領収書などの表記は、通常の「,」を使用していたりするのですべてが「.」表記されている訳ではありません。インドネシアに住む人々は、自国の表記と世界基準の表記が違うことを理解しています。
桁区切りがピリオドで、小数点がカンマを使用する国は意外と多くあり、ドイツ、イタリア、スペインなどのヨーロッパ圏や、スペイン語圏である南米などの多くの国がこの形式となっています。インドネシアはオランダの影響を強く受けているためこのような表記を採用しているという事です。どうしても、米国、英国、日本流が主流と考えがちですが、表記ひとつとっても様々です。
インドネシアのレストランのメニュー価格で、これはいったい安いのか高いのかわからなくなりますよね。
ナシゴレン・・・・・ 30.000
このように書いてあれば、価格は3万ルピアとなります。
3万ルピアの表記では30K(Kは千を表す)や、30rb(千を意味するribuの省略)、
そのものずばり30しか表示されていなく、000を省いたメニューもあります。
30しか書いてないので、30ルピアとは思わないでください。そもそも100ルピアは1円相当なので、常識的にありえないと思いますけど。
インドネシアルピアの数字の桁数が多いので、すべて書いてある場合とそうではない場合があるので、良く確かめないと恥ずかしい思いをするかもしれません。特に高額商品などは値段表記が様々なため、桁数省略に騙されて法外な値段を請求されてしまうこともあります。
その商品がどんな相場なのか、その商品の価格はコレくらいでないとおかしいという感覚を養うことが大事です。ピリオドが抜けていて安いとおもったらそうでもなかった、など売り手が言うままにお金を多く払ってトラブルになるなどの予防にもつながります。詐欺やぼったくりなどに巻き込まれないように注意が必要ですね。