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【乗り心地最悪】クラクション鳴らしまくりのマカッサル空港バス!ダムリを使ってマカッサル市内に移動するのは本当におすすめなのか?

マカッサルの空港には、ダムリ(DAMRI)と呼ばれる国営の公共バスが市内まで走行しています。いつもはタクシーを利用するのですが、今回はマカッサルの空港から市内に移動する手段として、国営の公共バスであるダムリに乗ってみることにしました。しかしその乗り心地は最悪!クラクションも鳴らし放題でした。今回は、ダムリを使ってマカッサル市内に移動するのは本当におすすめなのか、その実態をお伝えします。

ダムリとは

ダムリ(DAMRI)とは、インドネシアの陸上輸送の国営企業で、バスやトラックを使用した旅客や物資輸送のサービスをする企業となります。公共バスに関しては、ジャカルタ首都圏、メダン、バタム、パレンバン、バンダル ランプン、バンドン、スラバヤ、マカッサル、ケンダリ、マナドなどでの利用することが可能です。公共バスの特徴として、比較的安い金額で都市を移動することができますが、インドネシアの地元ローカル向けで、外国人観光客などは難易度が高い乗り物になります。

マカッサル市内移動の手段にダムリを選ぶ

マカッサルの空港にもダムリバスに乗って市内に行けることは知っていましたが、ほとんどの方は、迎えにきた車やタクシーに乗って空港から移動します。毎回マカッサル空港に到着するとタクシーで行くことになります。ガソリン価格が上昇した理由なのか、タクシー料金が値上がりして、空港からの特別料金を加算するとマカッサル市内まで、片道20~25万ルピア(約2,000円前後)かかるようになってきました。高速道路を使えば、さらに2万ルピアが別途かかりますので、結構な金額になります。一報ダムリバスも年々値上げしているようですが、空港のチケット売り場では、市内まで4万ルピア(370円)ほどで利用することができます。

今回は、ダムリチケットを購入してバスで移動することしてみました。

ダムリの難点とは?時刻表もなく、降りるタイミングも不明!?

ダムリの難点は一言でいうと「全てがわかりにくい」に尽きます。何度も乗車している人でなければ、ダムリの時刻表がわからないことがほとんどです。一応簡易的な時刻表は存在するようですが、いつ出発するか全くわかりません。カウンターのようなチケット売り場にいるスタッフに何時出発するか聞くと、「そろそろだ!」としか言いません。なぜかというと、ある程度お客が乗車したら出発するような、ゆるい時間設定になっているのでうまく乗車してもなかなか出発しないということになります。乗り場も到着ロビーからちょっと離れた一般の駐車場になりますので、初めてマカッサルに来た人はまずわからない状態です。

クラクションを鳴らしながら、あおり運転が定番?

バスに乗り込んで、運良くすぐに出発しました。バスは20名位が乗車しています。

空港を出発して、市内に向かう幹線道路を走っていきます。空港から市内に直行する場合は、高速道路を使って一気に移動するのが普通ですが、一般道路を使って市内に行くようです。

一般道路はいつも渋滞していて、速度を上げて移動することができなく、自動車で移動する場合もマカッサル市内までは時間がかかる道路です。ダムリに乗車中、印象に残ったのはクラクションです。ダムリは渋滞している時に、右左を交互に車線変更し、クラクションを鳴らしながら前の車に迫っていきます。インドネシアの公共バスの特徴とも言えるでしょうが、我が物顔で「退け退け」という感じで走行していきます。日本だとあおり運転で訴えられそうです。乗り心地は急発進急ブレーキと、最悪の感じです。公共バスの乗車でこんなにスリルを味わうことできるのは、国営ダムリだけです。

途中バス停などがなく、運転手に自分の折りたい場所のちょっと前で「降ります」と声をかけます。降りるタイミングが難しく、声をかけ損なうとどこまでも連れていかれそうになります。地元のローカルは道を良くしっているので、迷うことはないのですが、初めてはどこで降りるのか、どこまで連れていかれてしまうのか全く見当もつかないと思います。バスに乗るのは初めてですが、マカッサルの幹線道路はほとんど位置関係を知っているのでなんとか、どこを走っているか理解できますが、市内のどこに向かっているのかは、全くわかりませんでした。終点まで行ってもタクシーで戻れば良いなと思っていましたが、渋滞で時間がかかりそうだったので、途中の南スラウェシ州庁舎の前で降りることにしました。運転手に声をかけるのですが、気づいてくれず走り続けるので、このまま終点まで乗り通そうとしましたが、たまたま乗客のひとりがバスを止めてくれたので、チャンス到来で一緒のタイミングで降りることができました。

アパートに比較的近い場所まで行くことができるも、結局タクシーが早くて楽!

アパートに比較的近い場所ではありますが、荷物を持ちながら徒歩で移動は現実的ではないので、結局タクシーを使うことになります。バスを降りた場所からは車で10分程度、タクシー料金は30万ルピア程度で行けてしまいます。バスの利点である程度アパートに近い場所まで行くことが可能ですが、結局タクシーを使うことになるので、それなら空港からタクシーで移動する方が早くて楽であると結論付けることになります。

ダムリは無理だ!

空港バスで市内には行くことが可能ですが、難易度高めということだけは体験することができましたが、次もまた空港バスを利用するとは思えません。多少安くても時間はかかるし乗り心地は最悪!ダムリは、「ムリダ(無理だ!)」と思えるようなバス乗車体験でした!マカッサル初心者はまったくおすすめしませんので、多少高くてもタクシーを利用しましょう!

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。