インドネシアの壮大な景色と文化の多様性を体験する究極の旅は、サバンからメラウケまでの距離を渡ることでしょう。この国の広大な国土を象徴する表現「サバンからメラウケまで」は、日本で言う「北は北海道から南は沖縄まで」と同様に使われています。
インドネシアは多くの島と広大な海を有し、多島国として知られています。インドネシアの総面積は5,193,250km²で、陸地面積は約1,919,440 km²、海面積は約3,273,810 km²です。インドネシアは約17,508の島々から構成されており、サバンからメラウケまでの距離は約5,245キロメートルに及びます。
この言葉は、インドネシアの国民的な歌「Dari Sabang sampai Merauke」にも歌われており、インドネシアが大きな諸島の国であることを象徴しています。この歌は、インドネシアの何千もの島々がサバンからメラウケまで広がっているという国土の広さを美しく表現しています。歌を通じて、インドネシア人は自国の地理的な多様性と結束を称えています。
サバンはインドネシア共和国の最西端に位置する地域です。サバン市は北と東でマラッカ海峡に面し、南はベンガル海峡に、西はインドネシア海に面しています。ウェ島（Pulau Weh）はインドネシア最西端の島で、スマトラ島の北西に位置し、バンダアチェからフェリーで約1時間の距離にあります。ウェ島のサバンは、その美しい海洋環境と自然保護区で知られています。また、サバンはマラッカ海峡の入り口に位置し、19世紀末から重要な桟橋としての役割を果たしてきました。インドネシア最西端付近の島であることにちなみ、距離計測開始地点としての「ゼロキロメーターポイント」と呼ばれるスポットがあります。
一方、メラウケはインドネシア最東端の町です。歴史では、オランダの行政人が1902年2月12日に最初にメラウケを訪れたとされています。その当時、Marid AnimとSohoersの2種族の先住民が存在しました。メラウケはパプアニューギニアと直接国境を接しており、地形は沼地とマロ川やビアン川などの大きな川がある低地が大半を占めています。メラウケの名前は、地元の川「マロ川」にちなんでおり、豊かな自然と独特の文化を持っています。
インドネシアを最西端のサバンから最東端のメラウケまで約5,245キロメートルに及ぶこの旅路は、世界最大の島国の広大な国土を象徴しています。サバンのゼロキロメーターポイントからメラウケまで、インドネシアを端から端まで旅してみたいですね。