早朝5時、クタのホテルをチェックアウトしました。まだ外は真っ暗で、静かな朝の時間が広がっていました。ホテルのフロントにはスタッフがおらずチェックアウトの手続きもフロントで鍵を返却するだけの簡単なものになりました。最後にホテルの小さなロビーを見渡しました。シンプルながらも清潔で居心地の良いホテルでした。短い滞在でしたが、コストパフォーマンスも良く、必要な設備が整っていたので満足でした。
チェックアウトを済ませ、ホテルを出ると、ひんやりとした空気が肌に触れ、目が覚めるような感覚になりました。荷物は少なく、身軽な状態で出発できるのが早朝の移動の良いところです。静まり返った街並みの中で、わずかな光が夜明け前の空を照らし始めていました。
ホテルを出発して、空港までの徒歩移動が始まりました。まだ夜明け前で街灯の明かりだけが頼りですが、何度も歩いたことのある道なので、道に迷う心配はありません。道中、しばしば現れる看板や目印を確認しながら、淡々と歩を進めました。
クタからデンパサール空港までは徒歩で約5分の距離ですが、その間に感じる早朝の静けさは格別です。通常は観光客や地元の人々で賑わう道も、早朝はほとんど人影がなく、聞こえるのは自分の足音だけです。暗闇の中を歩くのは少し心細くもありましたが、街の静けさが逆に安心感を与えてくれました。
空港の入口に到着し空港内に入りました。朝の5時過ぎという時間帯、デンパサール空港は普段の賑やかさが嘘のように閑散としていました。
広々としたロビーには、ほとんど人影がなく、静寂が支配していました。普段は行き交う旅行者や観光客で賑わう場所が、今は静けさに包まれ、独特の雰囲気を醸し出していました。
空港内を歩きながら、Baliの看板を見つけました。普段は観光客が写真を撮るために行列を作るスポットですが、今朝は誰もいません。静かな空港内で自由に写真を撮ることができました。思わぬ贅沢な瞬間を楽しみながら、次第に明るくなっていく空をバックに、看板と共に記念写真を撮りました。
その後、国内線到着口から出発口へと移動しました。ここでも人は少なく、空港全体がまだ目覚めていないような静けさが続いていました。しかし、出発口に近づくと、次第に人が増え始め、チェックインカウンターは大勢の乗客で溢れかえっていました。先ほどまでの閑散とした雰囲気とは一転し、活気が戻ってきた空港の様子に驚きました。
すでにWEBチェックインを済ませていたため、ライオンエアの長い行列を通り過ぎ、そのまま荷物検査へと向かいました。WEBチェックインは非常に便利で、特にこのような混雑した状況では時間を大幅に節約できます。荷物検査を終えた後は、出発ゲートへと向かいました。
出発ゲート近くにあるコンコルディアラウンジに入りました。
このラウンジは朝早くからオープンしており、旅行者にとって非常に便利です。ラウンジに入ると、まだ誰もおらず、一番乗りでした。
広々としたラウンジの中で、好きな席を選び、ゆったりと過ごすことができました。朝の静かな時間に、ラウンジのソファに腰掛けると、旅の疲れが一気に癒されるようでした。ラウンジのスタッフも笑顔で迎えてくれ、快適な滞在を約束してくれました。
朝食のビュッフェは種類豊富で、ホテルの朝食よりも充実していました。ホットミールから冷たいサラダ、パンやフルーツまで、バラエティに富んだメニューが並んでいました。
温かいおかゆとサラダをゆっくりと楽しみながら、朝の静かな時間を堪能しました。ラウンジでリラックスしながら過ごす1時間はあっという間でした。朝食を楽しみ、静かな環境でゆったりと過ごしました。搭乗案内のアナウンスが流れると、ラウンジを後にし、搭乗口へ向かいました。
7時発のライオンエアJT744マカッサル行きに搭乗します。早朝なので、遅れることなく定刻での出発となります。
バスに乗って搭乗する飛行機に向かうと、ちょうど朝日が昇る瞬間でした。
飛行機の背後に朝日が照らされ、シルエットとなったライオンエアがとても美しく、このフライトが気持ちの良いものになる予感がしました。バリ島の美しい景色が一気に広がりました。窓から見える朝日の光景はまさに絶景で、バリ島の美しい自然と豊かな文化を象徴しているようでした。