日本での短い滞在を終え、心を新たにして再びインドネシアへの旅立ちの日が訪れました。2014年から始まったこの渡航の旅は、今回で45回目を数えます。まるで昨日のことのように思い出される初渡航から10年が経ちました。当時は想像もしていなかった頻繁な渡航ですが、今やインドネシアは第二の故郷のように感じられます。事業の成功を目指し、数々の困難を乗り越えてきた日々が、私をここまで引っ張ってきました。
渡航当日の朝、夜明け前の静けさの中、4時に起床しました。荷物の最終チェックを行い、日本から持ち帰るべき生活必需品を丁寧にキャリーバックに詰め込みました。重さは制限ギリギリの35kgに。日本からジャカルタまでの長いフライトでは多くの荷物を持ち込むことが可能ですが、インドネシア国内線では重量制限が厳しく、ガルーダインドネシアのステータスをフル活用しました。インドネシアで購入できる品々も増えてはいますが、やはり日本製の品質や慣れ親しんだ品々の方が安心できるため、運べるだけ持って行くことにしています。
5時30分、家を出発し、外の冷たい空気に一瞬息を呑みました。今回はバスではなく、電車での移動を選びました。始発の特急電車に乗り、真冬の日本から真夏のインドネシアへの移動を心の中で描きながら、窓の外の暗闇を見つめていました。
荷物の多さから、電車内での快適さを考慮し、最後尾の席を予約。
柏駅での乗り換えはスムーズに行われ、新鎌ヶ谷駅を経由して成田空港に向かいました。
通常ならバスで3時間ほどかかるこのルートが、電車だと約2時間20分で到着可能です。
乗り換えの際の荷物の持ち運びや駅の移動は大変ですが、それも空港に早く着くことを考えれば苦になりません。
朝の8時過ぎ、成田空港に到着し、ジャカルタ行きのチェックインを前に一息つきました。
空港に着くと、いつものようにチェックイン手続きを済ませ、セキュリティチェックを通過。空港の喧騒の中、出発ゲートに向かいながら、これからの数時間をどのように過ごすか考えていました。しかし、今回は少し違っていました。この旅の特別な意味を感じながら、空港の窓から飛行機を眺め、これからの事業についてじっくりと思いを巡らせました。今回のインドネシア滞在では、新たなプロジェクトが待っており、その準備と期待で心がいっぱいでした。
こうして、再びインドネシアへの旅が始まります。10年間の渡航経験が私に多くを教えてくれましたが、今回の旅もまた新しい発見と成長の機会をもたらすことでしょう。インドネシアでの新しい一歩を踏み出す準備は完了しました。次なるプロジェクトに向けて、期待を胸に飛行機は離陸の時を待っています。