外国人観光客や短期出張などで、インドネシア入国の際に空港等で到着ビザ(VOA)を発行していましたが、11月9日より入国前にオンラインで取得できる到着ビザ(e-VOA)がスタートします。日本からインドネシア入国もe-VOAの対象となりました。途中までですが、e-VOAの取得を試験的にやってみましたので、参考にしてみてください!
インドネシアに観光や短期出張の際にインドネシア入国の際に空港や港において到着ビザ(VOA)を購入する必要があります。1回の短期渡航で50万ルピア(約4,700円)の支払いを現金などで行っていました。11月9日から到着ビザがオンラインで事前に取得することが可能となり、出発前にビザをクレジットカードなどで支払後、認証を受けるとそのまま入国することができます。かなり便利になり、事前にルピア紙幣などを用意する必要がなくなり、入国時に到着ビザ購入のために並ぶ必要がなくなるため入国時間の短縮が期待できそうです。
11月9日からのe-VOA運用開始時は、まず46カ国からスタートします。日本からの渡航も対象になりました。対象46カ国は次の通りです。
まずは、利用客が多いジャカルタ・スカルノハッタ国際空港及び、バリ・ングラライ国際空港の2箇所から入国する場合に適用となります。その他の国際空港や港などは順次運用が拡大されてくると思われます。
インドネシアに以下の目的での入国の際にe-VOAが発行されます。
こちらも通常の到着ビザ(VOA)と同様の目的での入国に使用できます。
就労や工場などの訪問にはe-VOAは使用できませんので注意が必要です。
e―VOAの取得手続きは、インドネシア入国管理局のサイトからアカウントを作成してから入力開始となります。
https://molina.imigrasi.go.id/
手続きに必要なデータは事前に用意してから入力開始するとスムーズです。
画像データは200キロバイト以下にあらかじめ縮小しておきましょう!
右上のログイン(Login)をクリックします。
まず最初は、メイン ページ 右したの> 登録(Register)でアカウントを作成します。
※わかりやすいように日本語に変換して画像添付してありますが、簡単な英語なので解りやすいと思います)
フルネーム、性別、出生地、生年月日、電話番号と顔写真のアップロードを実施します。
次にパスポートを用意して、パスポート番号、国籍、発行日、有効期限、発行場所とパスポートの顔写真のページの写真をアップロードしてください。
メールアドレスとパスワードを記入した後、送信ボタンを押します。
最後に送信を押すとメールが送信されてきます。
メールアドレスに確認メールが来ましたら、「有効する」をクリックしてアカウントを有効にします。
再度、トップページから、メールアドレスとパスワードを記入してログインします。
ログインした後は、一番下のApplyボタンを押します。
ようやくe-VOA を申請となります。
データ入力を進めていきましょう。
ビザの種類:30日間有効のVOA
到着情報 交通手段は飛行機(AIR)を選択し、便名フライトナンバー、到着日を指定します。
インドネシアの居住情報として、住居タイプ(ホテルなど)を選択してホテルなどの居住住所を記載します。滞在する州や都市などが自動的にでてきますので、ホテル住所を確認しながら入力を進めます。郵便番号と入国管理局は自動入力されます。
利用規約にチェックを入れて、送信します。
入力内容がすべて正しいかどうか確認して問題なければ、Make a Paymentボタンを押して支払いの画面になります。
クレジットカードの明細を入れて決済します。1時間以内に決済するようなカウントダウンが開始となります。残り時間を気にしながらクレジットカード入力を進めます。
この後は試してはいませんが、クレジットカード決済が終了すると、e-VOAがダウンロードできるようです。こちらを印刷してインドネシア入国の際のイミグレーションで見せるようにしましょう。
e-VOA発行料金は、今までと同額の1回50万ルピア(約4,700円)となりました。システム手数料として19,500ルピア(約180円)が加算されます。支払いはマスターカード、ビザカード、JCBカードのクレジットカードが利用可能となります。
e-VOAは発行日から90日間有効となりますので、有効期間内にインドネシアに入国する必要があります。1回の入国につき30日間の滞在が可能となりましたので、今までの空港で発行された到着ビザ(VOA)と同じとなります。入国後に現地の入国管理局でさらに30日間の滞在延長もできるそうです。
WEBサイトで認証されるとe-VOAが発行されますので、ダウンロードしたデータ、もしくは印刷した紙を入国の際に提示するだけで入国できます。
11月からインドネシアを観光や出張で渡航する際には、事前にe-VOAの取得を検討してみてはいかがでしょうか。