目標をもって生きる際に、大事なのが「過程を愉しむ」ことだと思います。
たのしむは、「楽しむ」と「愉しむ」があります。
辞書で調べると
「愉しむ」は自分自身の気持ちや想いから自然と生まれる楽しみを素直に感じる状態であり、喜怒哀楽の「楽しい」という基本感情の枠を超えて、全力で楽しみを味わう状態です。積極的に自ら働きかける「能動的」なイメージです。
『人間にとって成功とはいったいなんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。』
岡本太郎
日本の芸術家岡本太郎さんの言葉です。
この言葉は、夢でも夢以外でも自分がやりたいと思う行動全てにいえるのではないでしょうか。
本当にやりたい成功させたいというなら行動するのみです。いい努力を続ける過程が、いい結果に結びつくのでしょう。
ただし、努力がいい結果に結びつかないこともあります。でも、努力の過程を充分に楽しめたのなら、やった価値は十分にあるし、後悔もしないのではないでしょうか。
『大切なのは過程です。結果だけなら、ジャンケンでいい』
羽生善治
『登山の目標は山頂と決まっている。しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある』
吉川英治
結果だけを考えると、過程はつらいだけの苦労になってしまいがちです。そうすると、長い間つらいだけの苦労をして、その時一瞬の幸せしか得ることになりかねません。もし目標を達成できなければ、長い間の苦労もムダになってしまいます。
過程の幸せを重視すれば、長い間の過程の幸せのあとに大きな幸せの可能性があります。もし目標を達成できなくても、たくさんの過程の幸せがあったことに変わりはありません。
いずれにしても、どうせ目標をもって生きるのなら、つらいだけの苦労をするよりは、少しでも愉しめたほうがいいのではないでしょうか。そのために、目標達成への過程を愉しむ工夫をすることが重要です。
努力の過程の中に少しでも愉しみや喜びを見いだすことが大切なのです。一つでも愉しみがあれば自分を支える力や努力を続けていく力になります。たくさん愉しめれば夢中になって頑張れるのではないでしょうか。
「過程を愉しんでいてはいい結果が出ない」と思い込んでいる人も多いでしょう。ですが「結果」と「過程を愉しむ」は両立すると思います。
結果よりも過程を愉しむことを重視できるようになると、夢や目標にチャレンジしやすくなります。チャレンジすれば夢が叶い、目標を達成できる可能性はあります。
結果ばかりを求め過ぎて過程を愉しめないよりも、愉しむことをいい結果に結びつけようと考えたほうがいいのではないでしょうか。そういう工夫と努力を続けることが、過程も結果もよくすることにつながるのだと思います。
情熱を注げることを見つけましょう。やりがいのあることに熱中することで、充実した人生を歩むことができますから。
自分の能力を出し惜しみしていては、充実感なんて得られません。
自分で定めた目標のために「精一杯やってみる」と言える毎日を過ごすことができれば最高です。
ときどき失敗もするし、計画通りにいかないこともあります。でもそういう苦難があるのも、人生の愉しみだなと思えるようになりました。
今は、愉しい毎日を送っています。情熱を注げることを見つけたおかげです。
得すること、褒められることをするのではなく、愉しいこと、夢中になれることをやってきた結果です。
目の前の些末なことに振り回されないよう、自分の人生を大きく俯瞰してみてください。自分にとって本当に大切なことはなにか、よく考えてみることが大切です。
何はともあれ、自分は人生の中盤。まだまだ、夢に届いていません。自分の人生だから。もっともっと努力しなければなりません。
今やっていることを愉しめるようになれば、どんな人生を選んでも幸せに暮らせるのではないでしょうか。
2021年愉しみましょう。今年もよろしくお願いします。