先日、インドネシアのショッピングモールで目にした鮮やかな緑の看板が印象的な「Es Teler 77」に足を運んでみました。かき氷屋という先入観を持ちつつ、その真価を探るべく店内に踏み入れると、地元の人々で賑わう活気ある空間が広がっていました。
Es Teler 77は、鮮やかな緑の看板が目印のファストフードチェーンで、多くのショッピングモールに出店しています。看板メニューのエステレールを求めて訪れるお客さんでいつも賑わっていますが、麺類やナシゴレン、バクソといったインドネシア料理も非常においしいことをこの度気づかされました。
創業は1981年、料理好きの主婦がエステレールコンテストで優勝したのを機に、ショッピングセンターの屋台からスタートし、その後爆発的に人気を博しました。1982年にジャカルタで設立されたEs Teler 77は、エステレールだけでなく、バクソなどのインドネシア料理を販売しているファストフードチェーンです。インドネシア国内に200以上の店舗を持ち、さらにマレーシア、シンガポール、オーストラリアにも展開しています。特に若いインドネシア人の間で人気があり、ナシゴレンやミーゴレンを食べた後にエステレールでデザートを楽しむのが一般的です。店内はただ清潔というだけでなく、明るい光が満ちる開放的な空間で、色とりどりのインテリアがインドネシアの温かみある文化を反映しており、まるで異国のカフェにいるかのような心地よさを感じさせてくれます。食事だけでなく、心のリラックスタイムにもぴったりの場所です。
Es Teler 77のメニューは、かき氷だけに留まらず、インドネシア料理の豊富な選択肢を提供しています。前菜から始まり、本格的なナシゴレン、バクソ、ミーゴレンなど、地元の味がしっかりと生かされた料理が目白押しです。メニュー表には魅力的な写真が豊富に掲載されており、選ぶ際の参考になるだけでなく、料理名がわからない旅行者にとっても親切です。
マカッサルにも複数の店舗があり、私が訪れたパナックカン・モール内の店舗は非常に清潔で、別世界のような明るく開放的な雰囲気でした。かき氷屋という印象を覆す豊富な食事メニューがあり、前菜からメイン、麺類まで様々な料理が揃っています。インドネシアの料理名がわからなくてもメニュー表の写真が選ぶのに困らないよう配慮されています。
私はミーアヤムとナシゴレンを注文しました。麺類が個人的に好みですが、ナシゴレンも魅力的でした。
屋台での食事も良いですが、衛生面で少し心配な場合でも、Es Teler 77なら安心して食べられます。価格もリーズナブルで、インドネシア料理を選ぶ際には今後も考慮に値します。
もちろん、食後はエステレールを。この看板メニューはジャックフルーツ、アボカド、ココナッツなど新鮮なフルーツに特別なシロップをかけたかき氷です。氷は細かくクラッシュされており、「削られた」形状ではありません。底に甘いシロップがたまるので、かき混ぜてから食べるのがコツです。今回は新商品のドリアン入のエステレールです。
ココナッツが好きな方にはたまらない一品です。熱帯地方では冷たいものが貴重なため、暑い日には特におすすめします。ただし、氷が溶けやすいので、つい早食いになりがちです。ココナッツミルクの味が好きな方は、ぜひエステレールを試してみてください。