インドネシアは、16世紀から1942年日本軍が統治するまでの約300年間オランダが統治していました。ジャカルタは、当時バタヴィアと呼ばれていました。
オランダ統治時代の建築物が残っているのが、ジャカルタ北部のコタです。ジャカルタはこれといった観光地が少ないと言われていますが、一度は訪問したい場所です。
ファタヒラ博物館またはバタヴィア博物館としても知られており、ファタヒラ広場の南側に位置します。建物はバタビアの市庁舎として1710年に建設され、アムステルダムのダム宮殿をモデルにしていました。
ジャカルタ歴史博物館は1974年にオープンし、16世紀オランダの植民地時代からの1945年にインドネシアの独立までの歴史が勉強できます。
広場の中央にある噴水は、かつて植民地時代の首都の主要な給水源として使われていました。
広場に位置するポルトガルの大砲(Si Jagur大砲)は、地元の人々が不妊の女性を助ける魔法の力を発揮できると信じられています。
広場は処刑の場としても使われていたそうです。
ジャカルタ歴史博物館は、先史時代から現代に至るまでのジャカルタ市の発展の歴史と出来事を展示している博物館です。ヨーロッパ、特にオランダ、中国、インドからの様々な文化的要素を持つバタビア市の歴史を反映しているので、展示物は非常に興味深いものが多いです。
カフェバタビアの建物は、1830年代に建設され、オランダ統治時代の知事の住居兼事務所として利用されていて、その後数年間は、商社が入居していました。現在は、カフェとして多くの観光客に親しまれています。
建物の1階にはバー、ステージ、ラウンジエリアがあります。ジャワのチーク材の階段で2階へと続いています。2階には150名収容可能なダイニングホール「グランドサロン」があります。建物の空間は木材で構成されていて、大きな窓があるのが特徴です。室内にはたくさんの光が差し込み、窓からはファタヒラ広場とオランダ植民地時代の建物を眺めることができます。
カフェバタビアの階段やトイレには、1930年代の有名人や王族の写真が飾られています。
オランダ統治時代のタイムスリップしたような不思議な空間でインドネシア料理やコーヒーを楽しむ事ができます。もちろん、ここではビールも飲めますのでご安心ください。アンティークなテーブルや椅子で料理を満喫していると、ヨーロッパに滞在している雰囲気になり、ジャカルタにいることを忘れてしまいます。
公園の周りには、色々な露店が連なり、大道芸人達が人々を楽しませています。小さい子どもは貸し自転車に乗っていたりして観光客だけでなく、地元の人々の憩いの場所として普段からにぎやかです。
公園周辺をゆっくり歩きながら、オランダ統治時代の建物を眺めてインドネシアの歴史に浸るのも良いでしょう。