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【インドネシア】触感の力!手で味わう手食文化の魅力!

インドネシア料理を美味しく食べるには、手で食べるのがおすすめです。もちろんスプーンやフォークもありますが、フィンガーボールで手を洗いながら食事する「手食」と呼ばれる食べ方です。

本日は、手食文化についてお話します。

手食とは

食事をする際に、手で直接食べ物を口に運ぶ事を「手食」と言います。右手の人差し指、中指、親指の3本を使うのが作法です。使って良いのは第二関節までなので、やってみるとなかなか難しく、きれいに食べるには訓練が必要です。

手食に慣れると、香りをかいで味わうのと同じ様に、指先で料理の温度や味を感じ、手で触りながら味わう事で感覚が1つ増えるようです。

まさに食は五感で味わうといいますが、普段あまり意識していない「触感」という感覚が魅力の一つです。

世界では手食が最も多い食べ方

アフリカや中近東、インド、東南アジアなどを中心に世界の約40%の人が主に手で食事を行っているそうです。

手食以外には、日本や中国、韓国などの箸食が30%、ヨーロッパやアメリカ大陸、ロシアなどのナイフ・フォーク・スプーン食で30%位の割合で存在していますので、手食が一番多いのです。

野蛮で不潔?

手食文化以外の人々らは、文化的思考の違いから不潔で野蛮といったネガティブなイメージがあり、手で食べる=汚らしいと感じ手食に抵抗がある人も少なくありません。

しかし、手食をしている人々の宗教的な考え方からすると、神から与えられた身体が最も清いとして、箸やスプーンやフォークよりも良く洗った手の方が清浄で、道具を使った食事法よりも優れていると考えられています。注意しないといけないのは手食は、右手のみを使って食べ、不浄とされる左手は使いません。

ヨーロッパでは、16世紀までは手食による食事が主流でしたが、17世紀のパスタの流行によりフォークが発明されて手食が衰退したそうですが、パンやサンドイッチは手食の名残だそうです。

日本でも、奈良時代に中国から箸が伝来するまでは手食だったそうですが、現代の寿司やおにぎりは手食の名残とされています。

インドネシアでは手食が一般的

インドネシアでは、手で食べる場面が良くあります。必ず手を洗うフィンガーボールがついて来ます。伝統的な集まりで、みんなで食事する時も、手で食べるのが普通です。

食べ物が、硬いのか柔らかいのか、水っぽいか脂っぽいのか乾燥しているのか手指で触ることで確認ができます。

インドネシアでは魚も鳥も骨ごと調理されている事も多いので、どこに骨があるのかを手で触ることで感覚がつかめます。ここは、骨がなさそうなので安心して食べられるなど、安全性を確認もできます。

まとめ 手食で新しいおいしさを発見!

寿司をつまんで食べる、パンをちぎって食べるなど、普段でも手で食べることで美味しく食べられる食材もありますよね。

手食で指先の感覚を鍛えて、美味しい食べ物を選ぶなど、新たな感覚で新しいおいしさの発見があるかもしれません。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。