イスラム教色が強いマカッサルでも夜にお酒を楽しめるラウンジがあります。そんなラウンジで見つけたコーヒー味のウォッカ、Friendship Coffee Vodkaを初めて飲んでみましたので、その味や特徴をお伝えしたいと思います。
パナックカンモールから歩いて5分ほどの道沿いにLOUNGE23があります。ラウンジといっても都会にある派手なラウンジではなく、素朴なネオンがあり、田舎の社交場的な雰囲気のラウンジで、簡単な机と椅子があるだけのシンプルな場所です。女性がお酒を注いでくれるわけではなく、ただビールを中心として飲むだけの場所です。おつまみもピーナッツだけと簡素ですが、こういったお店でお酒を楽しむようなところはマカッサルでは貴重な存在となっています。シャッターが半開きとなっていますが、お店は営業しており、初見ではなかなか入りずらい雰囲気を醸し出していますがお店はいたって普通ですし、明朗会計です。
そのお店でたまたま見つけたのが、Friendship Coffee Vodkaです。興味を引かれ、飲んでみることにしました。
Friendship Coffee Vodkaは、インドネシア産のコーヒー風味のウォッカです。その特徴は以下の通りです。
アラビカ種のコーヒー豆とウォッカをブレンドした革新的な製品
アルコール度数は約19.75%
容量は180ml、650ml、700mlの3種類
価格は650mlで85,000ルピアとインドネシア国内で製造・販売されているため、アルコール飲料としては高くありません
焙煎したアラビカ種コーヒー豆の香りとコーヒー風味が特徴
5回蒸留したウォッカをベースに使用
コーヒーとウォッカの新しい組み合わせでウォッカ体験を一新
Friendship Coffee Vodkaは、コーヒー好きやウォッカ好きの両方に人気の革新的なリキュールです。コーヒーの香りと味わいを楽しめるウォッカとして、インドネシアで人気を集めています。
アラビカ種のコーヒー豆を使用しているため、焙煎したコーヒーの香りと風味が感じられます。コーヒーの苦みや酸味のニュアンスは感じられますが、それほど強くはありません。使用されているアラビカ種のコーヒー豆は、インドネシアの豊かな自然環境で育まれたものです。この豆は焙煎され、独特の深い香りと豊かな風味を生み出します。コーヒーウォッカを口に含むと、まずこの香りが鼻をくすぐり、まるでカフェにいるかのような感覚を味わうことができます。砂糖の甘さが苦手なので、無糖のバリエーションがあればさらに良いと感じました。
ベースとなるウォッカは、5回蒸留されることで雑味が取り除かれ、クリアでスムーズな口当たりが実現されています。このプロセスにより、ウォッカ特有の強いアルコール感が抑えられ、コーヒーの風味を引き立てる役割を果たしています。
アルコール度数は19.75%と比較的低めなので、飲みやすい仕上がりになっています。コーヒーの風味とウォッカのキレの良さが絶妙にブレンドされた、ユニークでバランスの取れた味わいです。Friendship Coffee Vodkaは、コーヒーの香りと風味を楽しめる一方で、ウォッカのスムーズな口当たりと飲みやすさも兼ね備えた、新しいタイプのリキュールだと言えます。
インドネシアは、世界有数のコーヒー生産国であり、その文化も非常に豊かです。インドネシアの多くの地域では、コーヒーが社交の場で重要な役割を果たしています。友人や家族と共にカフェで過ごす時間は、インドネシア人の日常生活の一部です。インドネシアの若者は、夜中までカフェでコーヒーを飲みながら談笑している姿をよく見ますが、カフェで出されるコーヒーには当然アルコールは含まれていません。しかし、Friendship Coffee Vodkaは、このコーヒー文化とアルコール飲料を巧みに融合させた製品でコーヒーもアルコールも一緒に楽しみたいというインドネシアならではの発想から生まれたお酒と言えます。Friendship Coffee Vodkaを試してみることで、インドネシアの豊かなコーヒー文化とその革新性を感じることができるでしょう。これからも新しいリキュールとして、さまざまなシーンで楽しんでみてはいかがでしょうか。